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October 2004

■サハラ砂漠の王子さま

たかのてるこ(著)幻冬舎

旅行記のヨーロッパ編とモロッコ編。
モロッコ編が面白かった。
男女の付き合いが自由じゃないから未婚の若い男性は、
外国人女性を見ると「チャンス!」と思うらしい。
女性の一人旅は国内でも怖いと私は思うけれど、
モロッコで著者は2~3回、怖い目に遭っている。
レストランのボーイがトイレでキスを迫ったり、
親しくなった女性の恋人が寝室に忍び込んで来たり。
こちらの気持ちはお構いなし。
無事に帰国出来て良かったよね。ホント。

映画館などの娯楽のない小さな砂漠の村ではダンスが
唯一の娯楽で、夕食の後おっちゃん達が太鼓に合わせて
踊りを楽しみ、彼らに勧められるままに見よう見まねで
アラブダンスを踊った、という文章に嬉しくなった。
やっぱりダンスは言葉の要らないコミュニケーション
手段なんでしょうか。

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「ミステッィク・リバー」

監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:ブルース・バーマン
原作:デニス・ルヘイン
出演:ショーン・ペン 、ティム・ロビンス 、ケヴィン・ベーコン他
2003年/アメリカ(DVD)

ジミー、デイブ、ショーンの3人の少年たちが路上で遊んでいる。
そこへ警官を装った誘拐犯が現れデイブだけを連れ去り、
監禁し暴行する。それから25年後、ジミー(ショーン・ペン)の
愛娘が殺害され、刑事となっショーン(ケヴィン・ベーコン)が
捜査にあたるのだが……。

今年の年明けに随分と話題になっていたけれど、「後味悪い」
との評判を耳にし、新年早々そんな映画は見たくないとパス。
監督がクリント・イーストウッドで、豪華役者が勢ぞろいなので
あんなに「観るべし」ムードになったのでしょうか?

サスペンスタッチのストーリーは最後まで面白く見れました。
どんでん返しといかないまでも、そう来たかという感じです。
でも私は途中で分かっちゃったんですよね。<犯人
動機は私が考えたのとは違って、かなり曖昧ですが……。

「人生はいろんな選択から成っている」
日々そうとは意識しなくても、その時その場でいろんな選択を
私たちはしているはず。そしてその選択が将来、あらゆる面に
反映される。こう思うと怖いですねー。

この映画では、少年が抱えた心の傷が重要なポイントになって
いますが、観る人を惑わす為に用意されているだけのような気
もします。
「あの時、車に乗っていたのが僕だったら」
「3人一緒に乗っていたら・・・」
という台詞も、あまり活かされていないように思います。
それぞれの人生はまた別のものになっていたのは間違いない
けれど、車に乗ったのがデイヴ一人だからといって、あのラスト
はないと思うんですよね。

短絡的は行動はイカン!という結論にはなるけど。

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■紫のアリス

柴田よしき(著)文春文庫

解説を書いている西澤保彦氏の言を借りれば「記憶の虚偽性」という
テーマは近年、いろんなところで扱われているのかもしれませんね。
映画「ヤアヤアシスターズの聖なる秘密」を見たときにも
「人の記憶の曖昧さ」がテーマの一つだと感じたんだよね。

ある状況を一緒に体験した二人。後に語られる記憶は、
二人全く別のものだったりする。
あまりの違いに驚くことが私自身にも多々あるんですよね。
それぞれの感じ方や解釈の違いのせいなのでしょうか。

「不思議の国アリス」にハマッたことがあり、三月うさぎや
帽子屋など有名キャラクターが登場するので楽しめました。
謎を残したまま終わるのが不思議の国っぽくて良いです。

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■天使に見捨てられた夜

著者:桐野夏生(講談社文庫)

女性探偵、村野ミロシリーズ。
今回は、アダルトビデオに絡む犯罪でした。
このシリーズはやっぱりハードボイルドですね、私には。
自分ではわざわざ買って読まないと思う。
最近、人から薦められた本が山積みなのよね。トホホ。

女性探偵がこういう事件にあえて果敢に挑むのがカッコいいのかも。
そういう時代なんだね、きっと。


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■ガンジス川でバタフライ

著者:たかのてるこ(幻冬社)

著者が知人の娘だか遠い親戚だか、なんだか知らないけれど
「読め」と置いていかれたので読まないわけにはいかず……。
ま、面白かったからいいけどね。

インド旅行記というと、ずいぶん昔に読んだ椎名誠氏の
「インドでワシも考えた」や藤原新也氏の「印度放浪」。
だから、いまさらなのよね、インド旅行記は。
でも、女一人旅でこれだけいろいろ体験しているのはやはり
凄いことかもしれない。

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「雨鱒の川」

監督:磯村一路
原作:川上健一
音楽:葉加瀬太郎
出演:玉木宏、綾瀬はるか、柄本明、中谷美紀、阿部寛
2004年/日本

秋が深まるにつれ人恋しくなって、こんな純愛映画を観てしまいました。
北海道の四季をオールロケというのもいいです。
特に栗山の小林酒造を舞台としているのに惹かれました。
そういえば小林酒造のレストラン「蔵」に行きたいと思いつつ、
ずっと行けてないなあ……。

玉木宏と綾瀬はるかの映画というよりも、子役二人が大変魅力的です。
雨鱒との心の交流のシーンは、下手するとわざとらしさ漂う危うさがある
のですが、そうなっていません。
子供たちの自然な愛らしい演技のお陰でしょうか。
雨鱒って魚は、ホントに笑いそうなんだよね。
バックに流れる葉加瀬太郎の曲も叙情的で美しいです。

北海道は冬が近づくとどんどん寒々しい風景になり、
ロケには向かない場所ばかりだと思います。
絵になるのはやっぱり夏と冬でしょうか。
雪の中に倒れる中谷美紀は、ちょっとうそ臭かった。

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「スウィングガールズ」

監督:矢口史靖
出演:上野樹里、豊島由佳梨、竹中直人
2004年/日本

「なんがいぐねぇ」

山形弁にする必要があったのでしょうか?
ジャズと山形弁のミスマッチを狙った?
それって山形の人に失礼かも。
こう思う私の方が失礼だったりして(汗)。

映画は楽しく、観ている間も映画館を出た後もノリノリ(死語?)。
ジャズダンスを習っているわりにジャズには疎い私です。

ジャズダンスのレッスンは、ほぼ4週間ごとに曲と振りが変わる。
先生たちは考えるの大変だろうなあ、と私なんぞは思うわけです。
曲と振りとどちらが先なんだろう?・・・素朴な疑問。

とぼけた演技でいい味だしていたダイエットに励むドラムの子は、
なんと根室管内羅臼町出身なんですって。
太鼓の代わりに樽を叩く「知床いぶき樽」という郷土芸能で
賞ももらっている実力派らしいです。新聞によると。

やっぱり楽器が出来る人を集めているんですね。
楽器が弾けるって、いいよね。
ダンスを踊れなくなったらサックス習いたいと思います。
体力は楽器を弾くときも必要みたい。
腹筋背筋、鍛えなければ……。

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