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October 2005

百器徒然袋-風

京極夏彦:著
「古来から、斯様に猫と云うものはお婆さんを食い殺したり、
なり代わったりしている訳ですよ。全国各地で喰い殺し、
喰い殺しちゃあなり代わっている。」

上の文章は、《五徳猫》《雲外鏡》《面霊気》と三篇から
成るこの探偵小説の《五徳猫》に書かれていたもの。

猫は可愛いだけじゃなく怖い獣と思われていたことや
招き猫の由来だの右手挙げ左手挙げの違いなどが
小説を読み進むうちに解り面白いです。
先日、実際にありましたっけね。
ノラ猫が寝たきりお年寄りの足の指を喰いちぎって
しまったという事件が……。口の周りを赤くした猫様。
おお怖……。

著者の京極夏彦さんは北海道小樽の出身なので
関心はあったのだけれど、何故だか苦手意識が(汗)。
今回手に取ったのは、招き猫の話だったから。
最近よく利用させてもらっている喫茶店のマスターが
猫好きで、店中に猫グッズを飾っているんだよね。
招き猫も大中小と大量にあり、両手挙げているのまで
いるのです。両手挙げ招き猫は「あり」でしょうか?
中禅寺さん、じゃなくって京極さん。

《面霊気》も、能の面について色々書かれており
勉強になりました。
探偵の榎木津さんのキャラが好き。

下妻物語

脚本・監督 :中島 哲也
原作 :嶽本 野ばら (小学館刊「下妻物語」より)
出演:深田 恭子 、土屋 アンナ、宮迫 博之 、阿部 サダヲ 、小池 栄子 、荒川 良々 、

しばらく更新が滞っているので、映画の感想でも。
最近、映画館で気合を入れて観たいと思うような映画が少なく、
もっぱらレンタルビデオ鑑賞の日々なんだよね。
この映画は公開当時随分と話題になっていたのを見逃し、
いつも貸し出し中で、ようやく観ることが出来た。
面白かった!私的にもツボだった。

映画「茶の味」で主人公が憧れる美少女役を演じていた
土屋アンナさんがヤンキー役で出演しているのだけれど、
少しも違和感を感じないのが凄いです。
あの低い声、いいよね。
土屋アンナさんファンになってしまった。

ヤンキーとは縁のない生活を送ってきたはずなのに、
なんだか以前どこかで会っているような、
こういう人と関係していたような・・・
何でだろう?と観ている間考えていて、
そういえば、よさこい仲間にいたわ!こういう人!
と気がつきました。

喋り方といい、身のこなしといいソックリ。
彼女って、ヤンキーだったのねと納得。
よさこいのチーム名がまたヤンキーっぽいことも判明。
よさこいチームって、なんで漢字5文字とかなんだろ。
よさこいって群れてるのが好きな人、多いかも・・・。
ま、いいけどね。

脇を固める俳優さんも、宮迫博之 、阿部サダヲ 、小池
栄子 、荒川良々と豪華で良かったです。


王女メデイア

ク・ナウカ公演
原作:エウリピデス
演出・脚本:宮城聡
出演:美加理、阿部一徳ほか

男たちが宴会の余興として「メデイア」を演じるという劇中劇の形。
ギリシア悲劇である『王女メディア』の舞台を明治時代の日本に置き換え、
黒海の東岸からギリシアに嫁いできた「アジアの花嫁」であるメディアを、
朝鮮半島から弟を殺し何もかも捨てて来た花嫁に置き換えています。

話者(スピーカー)を男たちが、演者(ムーバー)を女たちがやるという
役割分担があるのだけれど、女たちは終始無表情で、演じていると
言っても動きは少なく・・・・・・。
スピーカーとムーバーに別れているのが特徴の劇団とは知っていましたが
私は勝手に演者はダンスで表現するのだと思い込んでいたので、
少々ガッカリしました。これってどこかで見た形式だなあと考えていて
思い当たったのが、能です。昔一度見ただけですが、なんか似てるなあと。

冒頭、袋で顔を隠し自分の写真を持った仲居の中から男たちが演者を選び、
袋を取った顔を見て、その選択に一喜一憂する場面にムカついたというか
気分が悪くなりましたが、仕返しのように日頃の鬱憤を晴らすようにあのラスト。
「男対女」というテーマも含んでいるようで、面白い!と思わず膝を打ちました。
ちょっと怖かったけれど。不謹慎だけれど。
男の台詞で動かされる女、男の身勝手な論理、抵抗し反乱を起こす女たち。
朝鮮・韓国の人に対する差別意識なども描かれているみたいで、
「井戸に毒薬」という台詞などもあり、深い芝居だなあと驚きました。

北海道では見られないク・ナウカの舞台ですが、他の作品も観てみたいなあ。
またNHKで放映してくれないかなあ。

ダンサー首藤康之と84人のバレエ少年

最近TVにいろんなダンサーの方が出演されるので嬉しい。
先日はハンブルク・バレエ団の服部有吉さん、
今日は東京バレエ団を退団された首藤康之さんだった。

ジャズダンスのレッスンでは、女性の中に男性が1名という状況が多く、
私はいつも「勇気あるなあ、やる気がある人は違うなあ」と
感心するのだけれど、バレエの世界は想像通りもっと過酷(?)みたいだ。
首藤さんも、「こんなに男の子がいっぱい集まって感無量」
みたいなことを語ってらした。

ジャズダンスレッスン中の女性は見ようによっては色気なしなんだよね。
ジャージかスウェットにTシャツ姿だから。
でもバレエは圧倒的に女性、男性を意識するような気がするのね。
身体の線をわざと出さねばならないのがバレエ。
ピンクのバレエタイツが恥ずかしかった思い出が(汗)。
いや、私は数えられるくらいしかレッスン経験がないし、
動きやすければ何でもいいよと言ってくれる先生もいるわけだけど。

世の中ダンスブームなのでしょうか。
全国から集まった84人ものバレエ少年。
ダンスを習っていることを誇りに思っているように見える子が多く
観ている私も嬉しくなりました。
本当に好きで通っている子は、恥ずかしいとか思わないんだろうね。

バレエのレッスンに来ているのだから、将来の夢は?と訊かれて
「バレエダンサー」と答えるのは当たり前。
「開拓農家」「踊れるレスキュー隊」・・・って、なんだそれ?(爆笑)
笑わせてもらいました。

ウリナリ芸能人社交ダンス部2005スペシャル

木曜夜に観たのに、今頃感想書いてます。
芸能人社交ダンス部、久しぶりに見ました。

・・・・・・泣けた!!

9年目にして1級取得なるか?の天野くん!!
千秋と組んで踊っていた頃しか知らないのだけれど、
1級ってあんなに厳しい倍率を勝ち抜かねばならなかったのね。
天野・魚住ペアは、相手を信頼していないと怖い~と思うような
振りを決めていて、お見事とか思いました。素人ながら。
社交ダンスって相性や信頼感が大切ですよね、やはり。

4年組んでいるらしいゴルゴ・小池組。
「ゴルちゃんと踊ると楽しい~」
「ちょっと好きになった、ゴルちゃんのこと」
相性の良さなのか、努力の結果なのか、
努力次第で相性が良くなるのか?
いろんな大会で賞を獲得しているペアですが、
小池栄子さんのこのセリフが印象的・・・。

「誰か Somebody 」

宮部みゆき著

しばらく更新していないので、本の感想でも。
いろいろ読んだけれど、一番面白かったのがこの本。

財閥会長の運転手・梶田が事故死した。
犯人を捜すために父の生涯を一冊の本に纏めたいという遺された娘の
相談役に指名され、彼の過去を探ることになった会長の娘婿・三郎。
梶田の人生をたどり直し、真相を探るが……!? 

過失致死罪に問われるのでしょうか?
自転車でぶつかった相手が死んじゃったら。
三郎が財閥会長の娘婿という設定を除くと、日常に転がっていそうな
怖い話なんですよね。被害者の娘二人の関係なども。
長女が最後に三郎に言ったセリフにも鳥肌が立ってしまった。
いくら姉妹でも、人を変えることは出来ないから、
ああいう結論に落ち着いてしまうのかなあ。(諦めモード)
でもなんだか哀しすぎる~。

読んでない人には何が何だか分からないですね、これじゃあ。
映画「阿修羅のごとく」でも4人姉妹の関係が赤裸々に語られていて、
女同士って何だかなあ・・・と、いろいろ思うところがあったのだけれど。
宮部みゆきさんって、姉か妹いるのだろうか?

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