« October 2006 | Main | December 2006 »

November 2006

ウィンター・ソング

監督:ピーター・チャン
出演:金城武、ジョウ・シュン、ジャッキー・チュン
2005年/香港

ミュージカル・シーンがあるというので観てきました。
全く予定に入れてなかったんだけど、急遽。

映画監督を目指す見東(金城武)と女優を夢見る孫納(ジョウ・シュン)。
冬の北京。雪の降る朝、孫納は夢を叶えるために愛を捨てた。

それから10年────。
映画俳優になった見東と女優の夢を実現した孫納は、
上海でミュージカル映画の共演者として再会を果たす。
愛が甦るようなラブ・ストーリーを演じ、抱きしめ合う二人。
10年間、孫納を想い続けた見東の愛は、映画の物語と
平行して、彼女の心を揺り動かすが、孫納と交際中の
監督の愛も絡み…・・・。

思い出のシーン、撮影中の映画のシーン、現実のシーンが
複雑に交差するので、分かり難いこと!
・・・だけど許します。

華麗な群舞。
魅惑的なサーカス。
惚れ惚れするほど美しい映像。
これだけ揃えば、私は満足かな。
『オペラ座の怪人』や『ムーラン・ルージュ』のような雰囲気
のミュージカル・シーン、良かったです。
ダンスは、インド映画界で今もっとも才能ある振付師として
活躍しているファラー・カーンが振付。伝統的なインド舞踏
にモダンな味付けをしているのが特徴とのこと。

私は夏の北京しか知らないのだけれど、凍てつく北京の
街がとても美しく魅力的に見えました。
撮影の力って凄いです。

久しぶりの金城武とベリーショートヘアが似合うジョウ・シュン
この二人がまた絵になるんだよね~!
ピーター・チャン監督作品は『君さえいれば 金枝玉葉』が
大好きなんだけど、出演女優がキュートでちょっと少年ぽい
のが特徴かなと思ったりしました。


修了式

先日、介護講習の修了式があり、
無事ヘルパー2級の資格をいただきました。
一人ずつ名前を呼ばれ、前に出て修了証書と
カードを受け取りましたが、緊張しますー。
辞令交付式で慣れているものの。

式の後、茶話会を設けていただき、
お茶とお菓子で反省や思い出話に花が咲きました。

デイサービス、介護施設は本人よりもむしろ
家族のためにあるんだろうね、という話になりました。
やっぱり老後は自分の家で暮すのが幸せそう。
職員がどんなに気を遣っても、いつも笑顔を絶やさず
長閑な穏やかな生活でも、小ぎれいな建物だとしても
なんとなく違和感を拭えなかったのは、
私だけじゃなかったみたい。

人それぞれ状況が違うから、仕方のないことだけれど。

茶話会の後の飲み会を私はパスさせていただき、
またどこかで会ったら宜しく!と別れました。
さて、どのくらいの人が実際に職に就くのかなあ。

ナイロビの蜂

監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ
2005年/イギリス・アメリカ
Nairobi_1


社会派サスペンス問題作のようであり、
夫婦の愛情がキメ細かく描かれている、
とても心に残る感動作でした。
超大国や大製薬会社がアフリカの人々を
食いモノにし、命が安く見られている事実(?)。
企業と癒着し金儲けしている権力者など実在しそうです。
『ホテル・ルワンダ』と同じく実話を基にしているのかな?

舞台は、アフリカのケニア。
アフリカ最大のスラム、キベラで撮影が行われていて、
リアルで大変迫力がありました。

「仕事を辞めたら私は無意味な存在になる」という妻テッサ。
事なかれ主義で見て見ぬ振り、園芸が趣味の夫ジャスティン。
日本に多い夫と妻の関係と真逆だなあ、と思ったりして。

強く行動的な妻のことを、妻の思いを夫ジャスティンが本当に
理解できたのが、妻の死後だというのが悲しいけれど、
ラストは少しだけ二人の思いが報われたように思いました。

だけども現実は、そう巧くいかないんだろうな
と悲観的な私は思うんだけど。
死んでも墓もない人々や殺されても自殺にされる死などなど。
そんなことは世界中に当たり前に転がっているような気がする。

ジャスティンじゃないけど、趣味に没頭して世の中の嫌なこと
から逃避しているほうが楽だよね。

灰谷健次郎さん死去

児童文学作家の灰谷健次郎さんが亡くなった。
「兎の眼」「太陽の子」「天の瞳」など名作を
私も昔、熱中して読ませていただきました。

いじめが大問題になっている昨今、
灰谷さんの名著を子供たちに
読んで欲しいと思う。
いじめ対策にはならないかな。

72歳。
最近ガンで亡くなる方が多いですね……。
ご冥福をお祈り致します。

オリガ・モリソヴナの反語法

米原万理著(集英社文庫)

少女時代にチェコスロバキアで過ごした弘世志摩は、
今はロシア語の翻訳をして食べているが、
ソビエト大使館付属8年制普通学校の名物先生、
オリガとエレオノーラの謎を解くためロシアを訪れる。
--------------------------------------------

考えてみると、スターリン時代のロシアの悲劇について
書かれたものを読むのは初めてです。
ミステリー仕立てにしているものの、ドキュメンタリー風
でもあるこの小説は大変興味深く読むことが出来ました。
さらに面白かったのは、タイトルとなっているオリガが
ダンスの教師で、志摩は若い頃ダンサーを目指していた
という設定であること。
著者の米原万理さんも民族舞踊研究会をつくって活動
していたらしいです。

このオリガ先生、指導方法に大変特徴があり、
「そこの麗しき堕天使、まだ地球の重力にお慣れでないね」
と品良くバカ丁寧な言い方の後に
「頭の中、糞でも詰まってんのか!お前の足が重いってんだよ」
などと罵詈雑言が続いたりします。
容貌や服装なども印象的な先生です。

いきなり話がとぶけれど、私が今のスタジオに通い始めて
何が一番驚いたかというと、女の先生が些細なことで
怒鳴ったり声を荒げること。
普通に言えば分かるのに……と思うようなことで怒鳴る。
スポーツクラブでは日常のことがお気に召さず、怒鳴る。
なんで怒鳴られたのか分からない、なんてことも。
「(曲)速い……」って呟いて「今、文句言ったの誰?」と
怒鳴られたのは本当に衝撃だった。文句になるんだ?
んで私は、
「怒鳴る」という行為は人間関係を悪くしても、
良くすることは決してないと思うわけで……。
私たちの日常では、どんなにイライラしても我慢したり
気持ちを抑えて「怒鳴る」ことは滅多にないと思うんだけど、
スタジオでは感情にまかせて「怒鳴る」ことが当たり前
みたいになっていることに驚きショックを受けた訳です。
エアロビクスを10年以上続けてきて、先生が怒鳴ることって
なかったし、スポーツクラブでジャズダンスを教えてた先生も
そんなことは一度もなかったし、今バレエを習っている先生も
いつも穏やかで可愛らしいし……。

しかしながら、
この小説を読んで、そんなことぐらいで驚いてビビっていては
ダメなんだな、と思ったりして……。
志摩が踊りを捨てた理由を語る場面があって、語った後
「くだらないでしょ。」
「オリガ・モリソヴナの苦労に比べたら恥ずかしくなるよ」
とつぶやくのだけど、スターリン時代の粛清を読んでしまうと
誰でも皆そう感じない訳にはいかないんじゃないかなあ。


現場

3日間の施設実習が終了。
介護の現場を体験してきました。
利用者さんを怪我させたり、大失敗はなかったので、
とりあえずホッとしたところです。
結構楽しめたのも予想と違いました。

しかしなんだな。
私って旅行とか体調万全でいきたい!と思う時にかぎって
絶不調なんですよね、まったく。
意識がフッと遠くなり・・・ハッと戻ることが度々。
貧血が酷い状態。

精神的にも体力的にもキツイ3日間だったのに、
なぜか500gずつ体重が増えていったのは、
やはりストレス太りでしょうか?

でも、実習前は「私には無理だ~」100%だったのが、
70%くらいに減ったような気が。。。。。
後は修了式だけです。


晩秋の曲

iTunesストアで
「Shape of My Heart」
「Always On Your Side」
「Englishman In New York」
の3曲を購入し毎日聴いているうちに
どうしても欲しくなり、Amazonに注文しました。

Sting

スティングが映画に提供した曲だけを
集めたコレクション。
ファンの方は「なんで今頃?」と
思うかもしれません。
発売当時、欲しいな~と思ったものの買わなかったんだけど、
音楽や本との出会いって、何かピンとくるものがあるよね。
買わないと絶対後悔するぞ!っていう風に感じることが。
欲しいと思ったら迷わず買う人は、そんな経験あるかな?

秋から冬にかけて聴くのにピッタリな一枚でした。
「Shape of My Heart」は何度聴いても泣けるんで、
ちょっと困る……。
未見の映画もあるし、映画のどのシーンで使われているかを
確認しながら、もう一度観るという楽しみも増えました。

たらばがにサンド

昨年ダンス友達に連れて行ってもらったお店「さえら」 。
30種類以上あるサンドイッチがウリ。
落ち着けるし、長居出来るし、猫グッズがあちこちに
飾ってあるのが嬉しい。

その店のたらばがにサンドが東京の松屋銀座で実演
販売され、長蛇の列となり、あっという間に売り切れた
という話を聞いてしまったから、さあ大変。

たらばがにサンドは食べたことがなかった~。
何度も行ってるのに不覚~。
東京の方々は並んでやっと買っているというのに。
超人気の「たらばがにサンド」を食べない訳にはいきません!

いつもはサンドイッチ+ケーキ+ドリンクが600円の
お得なセットで満足してたもので。

「次は絶対タラバ食べようね」という話になったんだけど、
すぐに売り切れるらしいたらばがにサンドを食べるには、
レッスン前に行かねばダメだわ、きっと。
実現するのはいつの日か?!
いつも騒々しくて、すみません。>お店の方

Saera
サンドイッチのお店「さえら」
住所 札幌市中央区大通西2 都心ビルB3
電話番号 011-221-4220
営業時間 8:00~20:00
定休日 なし

言語と非言語

介護施設での実習の日が近づき、不安が膨らんでいく
今日この頃なのだけど……。

介護の現場では、言語でのコミュニケーションよりも非言語
によるコミュニケーションが多い、と授業で習った。
身振り手振り、表情や目線などなど。
不完全な言葉によるコミュニケーションをそういう非言語で
補うことが要求される訳だ。
介護の現場で必要とされるのは技術だけじゃないってこと。

言葉を自由に操れる人とのコミュニケーションでも、
「難しい!」と感じることが多い私なのだが、相手が例えば
認知症の方だったとしたら、一体どうなるんだろう。
相手も自分の思いが伝わらないことに苛立つだろうし、
意思疎通が巧くいかないことで様々な弊害が生じるだろう、
と想像出来る。

なのに国は、介護の現場にフィリピン人を大量採用する
計画らしい。賃金を安く設定することが出来るから?
日本人同士のコミュニケーションでは、筆談や身振り・手振り
などで通じるかもしれないことが、フィリピン人だったら?
微妙なニュアンスを伝えるのに苦労する現場で、
介護者が日本語の分からない人だったら……。

ロシア語同時通訳や作家、エッセイストとして活躍された
米原万里さんの『魔女の1ダース』を読み、
そういう諸々の疑問が浮かんできてしまった。

食欲の秋

実りの秋、体重増加を気にしつつ、ランチバイキング
なんぞに行ってしまいました。
京王プラザホテルで1500円食べ放題。
カレー料理を中心にしたエスニック料理。

流行のスープカレー、スピナッチカレー、豆カレー
チキンカレー、レッドカレー、セサミカレー。
全種類食べて来ましたが、どれもマイルドな味で、
一番辛かったのがスープカレーかな。
お子様用コーナーもちゃんと用意されていたけれど、
子供が「辛くて食べれない~」と母親に訴えていました。
確かにスープカレーは辛め。
だけど、他はそんなに辛くないと思うぞ。
君はバーモントカレーを食べてなさい!

上品なインド人シェフが席まで来て、
「味はどうですか?違和感ないですか?」
と訊いてくるのでドキドキしてしまいましたよ。

ケーキとアイスとコーヒーで締め括ったのだけど、
バイキングって気が付くと結構な量を食べてるんだよね。
体重計に乗るのが怖い……。

「クラッシュ」と「ブロークバック・マウンテン」

第78回のアカデミー賞作品賞を競った2作品。
「クラッシュ」と「ブロークバック・マウンテン」を立て続けに
観ました。「クラッシュ」が作品賞となったことに私も納得です。
「クラッシュ」の方が衝撃度が大きく、観た後に複雑な余韻が
残り、感想を書くのも難しい映画でした。


【ネタばれあります】

男同士の純愛を描いた「ブロークバック~」は映像が美しく
素晴らしい映画だけれど、過去に観た感じ。
私は「マディソン郡の橋」を思い出してしまいました。
主婦の四日間の純愛、男同士の長きに渡る愛。
どちらも保守的な町、バレると世間の目が冷たい、その町に
住めなくなるかもしれない、結果的に二人の愛は成就しない、
大切にしまっていた記念の品などなど、背景やストーリーが
似ているように思います。
そしてどちらも簡単に言うと<不倫>なんです!!
配偶者も家族もいるのに……ってやつです。

<愛は永遠ではない>のは多分、男同士でも同じ。
結ばれなかったから美しく切ない。
でも悲劇なのは「ブロークバック~」。

自分らしく自分の気持ちに正直に生きようとしたジャック。
イニスがジャックの死の意味を推し量るのだけれど、
あれは正解でしょうか?
事故だったという説明でしたが、私はイニスの想像が
当たっているような気がしました。
子供の頃に見たことと、ジャックの死がかぶってしまった
というのも十分考えられますが……。

離婚し一人になった孤独感漂うイニスに比べ、
ジャックは結構要領よく生きているように見えました。
イニスへの思いを心の片隅に押し込めたまま。
だけど待っているのが<死>だなんて。
自分の思いのままに生きようとした報いが<死>だとは。
それが恐ろしく、アメリカらしい気がしました。
結果的に作品賞を逃したのも納得のような……。


« October 2006 | Main | December 2006 »

October 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ