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硫黄島からの手紙(続き)

天皇陛下やお国のために戦い、もはやこれまで!と
思ったら玉砕や自決するのが日本の兵隊のイメージ。
そのイメージを覆したのが栗林中将という人なのでしょう。

戦争に突入したらば、個人の信念や正義は通用しない。
それでも悲惨極まりない戦いを、より悲惨なものにするか
僅かでも人間的なものにするかは、個人の信念や正義に
かかっているように思いました。

「自決はイカン!体罰は許さん」と主張する栗林中将。
「君たちも同じようにして欲しいだろ」と言い、
アメリカ兵の傷の手当てをするバロン西。

命令に叛いたり兵隊を切り殺そうとする伊藤大尉。
指揮官の命令を無視し、兵隊に自決を命じる上官。

当たり前だけれど、軍隊にはいろんな考えの人がいて、
様々な思いを胸に死んでいくのだということ。

栗林中将の登場シーンに流れる手紙の文面、
台所のすきま風をそのままにして来たことを悔いる
内容や着任してすぐに会った部下の顔色を気遣う
言葉等から、栗林の優しさや人柄が伝わってきます。
無駄死にを減らそうとする合理的な作戦や
「海軍と陸軍が連携をとらなきゃイカンだろ」という
台詞などからも、栗林の性格が分かります。

そんな栗林も、古参将校(?)連中には批判され、
「参謀本部で作戦を練っているのがお似合いだ」
などと困った人のように言われるのが皮肉でした。

この映画を観て、栗林が家族に宛てた手紙を
集めた本にも興味が湧きました。
『父親たちの星条旗』も観なくちゃ……。

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