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November 2007

あかんべえ

宮部みゆき著(新潮文庫)

12歳のおりんは原因不明の高熱で死線をさまよい、
三途の川を渡らずに生還した後、幽霊が見える力を
持つようになってしまった。
両親のお店「ふね屋」の開店の日、
その中の幽霊が刀を振り回して大騒動に。
ふね屋の幽霊は5人。おりんは、彼らを無事成仏
させることが出来るのだろうか。

おりんちゃんは、その幽霊さんたちとすっかり仲良く
なってしまうし、親思いの健気な良い子。
でも、5人全員が見えるのは珍しいのだとか。

5人の中で、どの幽霊が見えるかで、
その人が抱える心の闇が分かるというのが面白い。
胸に抱えたわだかまりがバレてしまう訳だ。
17年くらい前、小樽に住んでいたんだけど、
JRの踏み切りがすぐ横だったせいか、
割りといろいろ怖い思いをしたんだよね。
ハッキリとは見ていないんだけど。
幽霊なんてものは見たくもない。
金縛りだけでも怖いのに。

宮部みゆきさんって、幽霊などあまり見たくない
ものを見る力がある人の話が好きだよね。

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対岸の彼女

角田光代著(文春文庫)

第132回直木賞受賞作。
随分と話題になった小説のようだけれど、
私が読もうと思ったのは、NHKの英会話の
テキストで紹介されていたから。

「事実は小説より奇なり」って言葉が浮かんだけれど、
こういう時には使わない? ちょっと違う?
あまりにも内容がリアルで気持ち悪いです。

「家のなかは整頓され、手作りの料理が並び、
引き出しにはアイロン済みの衣類が入っている
その状態が、修二にとっては当然の、ゼロ地点
なのだ。何かひとつでもおかしなことがあれば
それはただちにマイナスになる。」

と、子持ち主婦の小夜子さんは考えるんですが、
世の中、こういう旦那が多いってことでしょうか?

小さな会社の女社長、葵さんは小学生の頃から
ずっとイジメられていた女性。引っ越した田舎の
女子高で、やっと心から信頼できる友ナナコ
と出会うのだったが……。

女同士って面倒くさい!って、この歳になって
初めて強く思うようになりました。
職場での人間関係が煩わしいと思うことは
過去に何度もあったけれど。
幸い学生時代には、イジメられた経験もないし。

一人じゃ喫茶店にも入れない主婦たち。
古い付き合いで仲がいいのかと思ったら、
「あの人にはさんざん嫌な思いをさせられたの」
と愚痴りながら、やっぱり一緒にお茶している
のは何故? そもそもどうして何年も付き合って
いるの? それは何のため?
暇つぶしのため?

しつこいくらいお茶に誘いながら、
陰では洋服や持ち物の値踏み。
「安っぽい」と悪口を言ってたり。
ゴシップ大好きで、他人の噂話。
それも批判ばかり。

今の私は、小夜子さんの精神状態に似ているかも。

「私たちの世代って、ひとりぼっち恐怖症だと思わない?」
「友達が多い子は明るい子、友達のいない子は暗い子、
暗い子はいけない子。そんなふうに、だれかに思いこま
されているんだよね。」

と女社長の葵さんが語るのとまさにソックリ同じ
ようなことを言っている人がいて驚きました。
小夜子さんと葵さんは30代女性だけれど、
40代でも50代でも、そう思う人はいるんですよね。

一人で喫茶店でコーヒーを飲むのがカッコいいと
思っていた短大生の頃。一緒にお茶する友達が
いなかったからじゃなく、一人で行動出来る女性に
憧れていたあの頃。
今ではすっかり一人でどこでも行けるようになり、
一人が気楽で楽しいとさえ思える。

独身、子持ち主婦、バツイチ、キャリアウーマン等、
立場が違うと友人関係を築くのは難しい。
でも家庭環境など境遇が似ていても、そんなのは
良い友達関係になれるかには影響しない。
真の友人になれるかどうかは、それだけじゃ決まらない。

小説のラスト、小夜子さんと葵さんの未来に
ちょっぴり希望が感じられて嬉しかったな。
人を信じることから始めなきゃ、何も変わらないんだよね。

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風邪ひいたぞ

急に寒くなったと思ったら、途端に風邪ひいてしまいました。
出たかったヒップホップのクラスもお休み。
しょうがないので、先日観たNoism07の感想を書いたりして。
あ~、インフルエンザの予防注射もしなきゃ。

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Noism07

昨夜、教育文化会館大ホールで。
新作「w-view」
振付は安藤洋子さんと中村恩恵さんだし、
金森穣さんも踊られるというので、
とても楽しみにしてました。

「NINA」を観てNoismファンになった
私ですが、今回はちと難しかったかな。
終演後にメンバーと観客との質疑応答の時間
アフタートークを設けていて、これもとても楽しみ。
ダンサーそれぞれの考え方や踊りに対する姿勢
などが分かり、楽しく有意義な時間なのですよ。
金森穣さんの語ることや書かれている文章が
好きだし、とても共感できるし、なるほどなあと思う。
これからもNoismを応援していこうと思うのでした。

感想を書けるかなあ。
難しいなあ。

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冬到来

天気予報に雪マークが並ぶようになりました。
今日は札幌も降りましたね~。
一気に冬ですね。

寒いと食べたくなるのが、お鍋や鍋焼きうどん
といった身体が温まる麺類です。
栄養バランス悪いかなあと思いつつ
ついつい入ってしまうおそば屋さん。

Soba4

Soba5
写真は、最近食べたお蕎麦。
<左>札幌アスティ45ビルの
地下にある大勝
「揚豆腐そば」。
上に揚げだし豆腐が乗っているのが珍しいでしょ。
<右>東急百貨店の東家寿楽
で食べた「すくなめセット」。
そばがき汁が珍しかったので。
そばがきを食べたいんだけど、
あまり食べられるお店がありません。

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最近観た映画

近所のレンタルショップは品揃えが悪いんだけど、
毎週土曜日が半額なので利用させてもらっている。

最近レンタルして観た映画の感想など。
「ロッキー・ザ・ファイナル」
過去に大ヒットした「ロッキー」シリーズ。
かなりのお歳のはずのシルベスター・スタローンが
また主演で頑張るというので、公開時は全く見る気が
なかったんだけど、意外に良かった。泣けた。
無理がある話には、なってなかったと思う。
いくつになっても「もうひと花咲かせたい」って思うのが
男性!そんな気がする。
でも、この映画のために筋肉増強剤を使用したとか。
そんな話を耳にしたけどホント?

「ラブソングが出来るまで」
ヒュー・グラントとドリュー・バリモア共演のラブコメディ
ですが、期待したほどハッピーで楽しい映画じゃない。
あの「腰振りダンス」は、笑えないかも。
腰を痛めて人工股関節の手術!って(涙)。
ダンサーには他人事じゃない話かも~。
「若い頃に踊りすぎて腰を痛めた」と語っている人を
TVで観たしね……。
楽しめなかったのは、それだけが理由じゃない
と思うけど。


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震える岩 霊験お初捕物控

宮部みゆき著(講談社文庫)

岡っ引きの兄を持つ<お初>は、南町奉行所の
根岸肥前守鎮衛の手足となって働いている。
このお奉行さまは、不思議な話を集めて「耳袋」
という本にしている変わった趣味の持ち主。
そしてなんと、実在した人物なのですよ~。

昨日テレビで「出没アド街っく天国」を観たら、
有楽町にナンとかいう新しいビルが建っていて、
その工事中に南町奉行所跡が見つかったらしい。
東京って面白いよね。
昔は江戸だったんだよね、と当たり前のことを
思って感心してしまう。

で、この小説も、赤穂浪士の討ち入りに関する
私には新しい見解が書かれていて面白かった。
古沢右京乃助という優男のキャラも好き。
続編「天狗風」も読まねば。

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ハム、2連覇ならず 

あ~~~あ。
その瞬間、会場に、ため息が広がりました。
今日はファクトリーで応援しましたが、
残念な結果になってしまいましたね。
カーネルさんも応援してたんだけどね。
Hamu


まあ、今まで楽しめたので、
日本ハムには「ありがとう」と言いたい。
ヒルマン監督、選手の皆様、お疲れ様でした!

日ハム応援のためか、クリスマスツリーが
予定より2日早く点灯して綺麗だったし。


Hamu2

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