陰日向に咲く

監督:平川雄一郎
出演:岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史ほか
2008年/日本
2008年1本目の映画は、劇団ひとりの大ヒット
ベストセラー小説の映画化「陰日向に咲く」に。
岡田准一くんを見て目の保養、伊藤淳史クンの
ホノボノ顔に癒されるのを期待して。
「ここでこうしていることには意味があると思うの」
(うろ覚え)
宮崎あおいさんの台詞ですが、これは原作にも
あるのだろうか?
劇団ひとりは、こういう考え方をする人?
私も何かあると「これはどういう意味がある?」と、
つい考えてしまうんだけど。
「あの出来事もこれも全部繋がっていて、だから
こういう意味なのかな」と思うことがあるのですよ。
映画の中の9人の出来事がリンクしているように。
岡田准一君は、ギャンブル癖が直らず借金まみれ
のシンヤ役。ここまでくると、癖というより依存症
だよね。アルコール依存症と同じ。
パチンコでお小遣い稼ぎをする元教頭、勝ってる時は
平気で嘘ついて約束の時間に遅れてくる主婦とか、
パチンコ好きな人を何人か知っているけど、
借金までしちゃうと病気だと思いますよ。
借金返済に困り、オレオレ詐欺にまで手を出しちゃう
シンヤですが、あのエピソードにはやはり涙。
気弱で自分に自信がなく、意志も弱い彼。
上司が返済に使いなさいと渡してくれた2万円を
あっという間にパチンコで摩ってしまうダメダメな
シンヤを岡田君は好演していたと思います。
オレオレ詐欺、借金まみれの若者、老人の孤独死、
ホームレス、アキバ系アイドルオタクに売れない芸人
と、どれも殺伐とした東京の風景を切り取っている
みたいだけれど、最後には心温まり涙するのが
不思議で、この原作の魅力なのでしょう。
現実はもっと悲惨で厳しいだろうから、せめて映画の
中だけでもって感じ。なんにせよ、2008年最初の
映画としては正解でした。







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