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ヘルボーイ

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、ジョン・ハート、セルマ・ブレア
2004年/アメリカ

最近ハマッているギレルモ監督作品。
割と新しく2004年公開の『ヘルボーイ』を
DVDで鑑賞しました。
公開時まったく聞いた覚えがないから
よっぽどヒットしなかったんですね、おそらく。
面白い映画なのにね~。

アメコミ原作の映画は『スーパイダーマン』『X-メン』
など片手の指では足りないくらいあるらしい。
アメコミヒーローの中でも、あまりイケてないと
思われるのがこのヘルボーイ。
オヤジ顔だし、チョコバーやパンケーキが好きと
子供っぽいし。ストーカーするわ石投げるわ。
悪役と戦うと妙に弱いし……。
好きな女性のことでウジウジ悩むのは
スパイダーマンも同じだけど、その悩みの大きさは
ヘルボーイの方が格段に上だと思う。

スパイダーマンほか他のヒーローたちは普段は
特殊な能力を隠し、見た感じ普通の人間と変わりなく
生活していることが多いような……。
『Xーメン』なんて、特殊な能力イコール個性だ!
みたいな捉え方だと思う。
だけど、ヘルボーイは名前通りの悪魔。
「彼は孤独なヒーローをきどっている」という台詞が
あったけれど、その孤独感はとても想像できない……。

映画の冒頭
「人の人格や個性は何によって創られる?
生まれや育ち?それとももっと違うもの?」

というような意味深な問い掛けがあり、
ラストには
「人は何を選択したかで人生が決まる」
というような答えらしきものが与えられる。

原作を読んでいないので、もともと原作にある
メッセージなのか監督の意思なのかは分からない。
けれど、『パンズ・ラビリンス』にも通じるものがある
と思うんだよね。

超常現象を研究している博士は、悪魔の子として
生まれ、悪魔となるべき運命だったヘルボーイを
人間として接し、自分で「選択」出来るように育てた。
アメコミと侮っちゃあ、いけません。
映画は本当に観なければ分からない!!

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Comments

Fさん、こんばんは~。

感想にヘルボーイの孤独感云々と書いてから、
心を通わせるシーンが何度かあったなあ
と思い当たりまして。
ヘルボーイは本当に孤独だったのか?と
自問自答しておりました。

Fさんがおっしゃるシーンもそうですね。
男同士だからこそ分かる微妙な心の動きって感じ
でしょうか。葉巻にマッチ!渋いですよね。
ヘルボーイ2も楽しみです。

Posted by: Katze☆ | March 06, 2008 at 09:09 PM

Katzeさんもすっかりデルトロ監督のファンですね(笑)。割と「濃い」作風のデルトロ監督がいきなりハリウッドのアメコミ映画を撮ると聞いたので、大丈夫なのか?と首をかしげたものですが、これがやっぱりデルトロ風味なんですよね。他のアメコミ映画とはひと味もふた味も違いますよね。僕が好きなのは、主人公のヘルボーイを毛嫌いしている超常現象調査防衛局(BPRD)の局長。彼とヘルボーイがたまたま力を合わせて戦わざるを得なくなる。戦いが終わると、この局長はそれまで白い目で見ていたヘルボーイにマッチで葉巻に火をつけてやるんですよ。このあたりの細やかな人間描写がすごくいいんですね。僕もこの監督からは目が離せません。

Posted by: 映画館主・F | March 05, 2008 at 05:41 PM

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