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August 2017

淵に立つ

監督:深田晃司
出演:浅野忠信、筒井真理子、古館寛治

カンヌ映画祭「ある視点部門」で
賞を貰い、衝撃の問題作らしい
ので観ました。

町工場を営む平凡な一家に、
男性が一人住み込みで働き始めた。
それがきっかけで家族は……。

上に「平凡な」と書きましたが、
冒頭から不思議な家族だと
思いました。

食卓を囲む母親と娘が、
母グモが子供のクモに食べられる
話をしていたり、
妻に話しかけられても夫は
まともに答えないとか。

妻と子供は敬虔なクリスチャン
(プロテスタント)なのでお祈りを
しているけれど、夫は先に
黙々と食べていたり……。

利雄は章江に相談をせず
八坂を住み込ませるので、
ああ、それはダメだよ。
きっと何か言えない理由がある!
と思ったら案の定…でした。

「私を見くびらないでね」

八坂に前科があり、殺人罪で
服役していたことがあると知った
章江が、それを隠した利雄に
言った台詞です。

自分はプロテスタントだから……
という変な奢りを感じるこの台詞。
何か違和感を感じていたけれど、
思った通り章江は八坂と不倫関係に。

殺人の共犯者という過去の罪を
妻に知られることで
「本当の家族なった」と言う利雄。

親の罪や心の傷、トラウマが
子供にとても大きく影響するのは
当たり前というか防ぎようがない。

この映画では、親からの影響が
ひどく悪い形で表れただけ。
そう思う。

ラストはとても悲しいけれど、
最悪の結果だけれど、
ある意味、仕方ないんじゃないかな。


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湯を沸かすほどの熱い愛

「湯気のごとく店主が蒸発しました。
当分の間、お湯は沸きません。」

ちゃらんぽらんなダンナ役をオダギリジョー、
余命二カ月の幸野双葉を宮沢りえ。
気弱ないじめられっ子16歳を杉咲花。
幸野家の誰とも血がつながっていない娘、
鮎子ちゃん。
他にも聴覚障害のある君江さん。
子連れの探偵さん。
日本を放浪する、たくみ君などなど
登場人物それぞれがとても味があって良い!

脚本が面白いのかもしれません。
台詞が面白いです。例えば、

「今日は幸野家特性カレーだよ」
「味は50点」
「なんで?」
「焦げた」

血がつながっていない姉妹の会話です。
自然な感じがなんだか凄くイイと思う。
そして、こういう会話が随所にあるのです。

ただ、今の私がこういう感じの会話に
飢えているだけかもしれないけど?!
家族って何だろう? と思うのです。

この映画は視覚障害のある方のために
音声ガイドがついています。

「ダメですよね~。」「ダメです」

ラスト、何が「ダメ」なのか謎でしたが、、
音声ガイドを聴いてみたら分かりました。

音声ガイドって便利だわ~。
「苦い顔をするカズヒロ」等と表情解説まであります。
視覚に障害が無くても、人の表情の変化などに
敏感でない人にはおススメかもしれません。


監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョーほか
2016年

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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

「いやー笑えた!」「可笑しくて困った」

と、先に観た妹が言うので

「ホラーなのに、ミイラ映画のはずなのに何故?」

と観に行きました。

で、笑えたかというとサッパリ!!
ここは笑うことを期待している?もしかすると。
というシーンはありましたよ、確かに。
すっぽんぽんでご対面とか。

だがしかし、基本的には生き返ったミイラ、
ゾンビわらわらゾロゾロな映画なわけで……。

ゾンビものは怖くないと私は思うのだけども。
「笑える」と「怖くない」は別だわ~。

ちなみに妹が笑えたシーンが判明しました。

「最後の一つを譲ってくれてありがとう」
「もう一つあると思ったんだ」

これはトムさんの台詞を本心と受け取るか
どうかで変わってくると思います。

最後の一つを譲ったという事実、この重い選択を
相手の心の負担にさせないために言ったセリフ。
私はそう受け止めました。

もし仮に、「もう一つあると思った」のが真実だと
したら、ええかっこしいの男性は女性に、
その真実をわざわざ言わないような気が……。

なので、私はこのシーンで笑いませんでした。


トム・クルーズの映画では「レインマン」や
「ミッションインポッシブル」シリーズほか
色々良いものがあります。

今回は年齢の割に鍛え抜かれた体を披露し、
彼のファンには堪らないのかもしれないね。
続編がありそう。
悪のヒーローで大活躍って、そっちの方が
面白いかもしれません。

あっ。もしかするとこの映画を観た男性は
蘇った女性(二人)の美しさに目を奪われて
大満足な映画かも?!
ソフフィア・ブテラは、な、な、なんと!
ダンサーだそうです。

眼球を2つにして、魔物感アップでイイ!!
「耳なし芳一」を彷彿させる体の入れ墨は
怖さ倍増でGoodです。
ホラーは観ないって決めてたのに…。
観ちゃった(汗)。お盆なのに……(汗)。

2017年/米

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ROOM

監督:レニー・アブラハムソン
原作:エマ・ドナヒュー「部屋」
2015年/アイルランド.・カナダ

アメリカに多そうだわ~。少女拉致監禁事件。
あれだけ裏庭が広いと納屋で何が行われているかなんて
誰も気が付かないでしょ。
スリリングな脱出劇、ドキドキハラハラかと思いきや・・・。

母親を演じたブリー・ラーソンがアカデミー主演女優賞を
初ノミネートで受賞し、トロント国際映画祭での最高賞
(観客賞)など計74の映画賞を獲得したらしいです。

脱出は案外すんなり出来ちゃいます。
子供を産み育てた経験がないので、5歳と4歳の違いが
よく分からないのだけれど、違いはそんなに大きいの? 

母親が息子の脱出を決心したのは、ジャックが5歳になった
という理由だけではなく、オールド・ニックが失業し、
電気を止められたり、満足な栄養も与えられないので、
身の危険を感じたという理由もあるでしょう。

教えた通り、ゴロゴロ、ジャンプ、「助けて」も言える
お見事な5歳のジャック。

ジャックの心もとない言葉をきちんと理解し、捜査に活かす
女性警察官が凄い!!! カッコいいです!!
「変な子だ」「カルトの親子か」と決めつけちゃ
犯人は捕まらなかったでしょう。

母親も救出されて、「めでたし!めでたし!」で終わっていたら
B級サスペンス映画で終わっていたかもしれません。

その後の展開は、まあ、予想されること。
そっとしておいてくれない勝手なこと言うマスコミとか、
世間体とかトラウマとかetc。
あの部屋の生活に戻りたいと思うジャックの気持ちは
分かるような気がします。

自分を守ってくれる母親以外の人とは関わらず、
小さな世界で変化のない生活はもしかすると
ストレスが少なく、安心できるかもしれません。

でもリアルな世界、空、雲、生き物、ワンコに
パンケーキと果物、複雑な人間関係
それらを体験する方がずっとずっと……。

「とにかく何でも試してみようと決めたんだ」

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2017年リスタート

もうすでに8月ですが、映画備忘録を再開しようと思います。
書いていないとやっぱり、言葉で気持ちを表現することが
ますます苦手になるから。

今年今までに観た映画は・・・。
1.君の名は
2.チアダン
3.おみおくりの作法
4.美女と野獣
5.X-men アポカアリプス
6.暗くなるまで待って
7.海よりもまだ深く
8.サラの鍵
9.思い出のマーニー
10.聲の形

スカパーではもっと観ているけれど、とりあえず
記録していたものだけです。

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