映画・テレビ

魔法にかけられて

監督:ケヴィン・リマ
出演:エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、スーザン・サランドン
2007/アメリカ

DVDで鑑賞。
オリンピックも観てるけど映画もね、ってことで。
名画座のイメージ「蠍座」で上映中なので、
そんなに良い映画なのかと、
ディズニー映画のはずだけど……と
不思議に思いレンタルしました。

で、観た後の感想。
やっぱり分かんない。
田中次郎氏は何を思ってこの映画を上映したのか?
決して面白くない訳ではないんだけど。
若い女性をターゲットにした?

現代のニューヨークの街で突然歌いだすジゼルを
観ていると、ミュージカルを皮肉ってるのか?と
思ったりするし結構毒も含まれているし、
単純な映画でもないと思うんだけど。

うーむ、謎だ。

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最近観た映画

しばらくサボっていた映画の感想など。
DVDレンタルして観た映画2本。

『題名のない子守唄』
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ミケーレ・プラチド、アンケラ・モリーナ
音楽:エンニオ・モリコーネ
2007年/イタリア

主人公イレーナは、あれこれ策を弄してアダケル家の
家政婦として入りこむことに成功する。
そして娘テアと親しくなるのだが、イレーナの周りでは
物騒な事件が起こり……。

ジュゼッペ・トルナトーレ、エンニオ・モリコーネコンビ
なので期待して観ましたが、ちょっと違ったかも。
記憶の映像と現在の映像とが交互に現れるので、
観てると混乱します。
その記憶の映像がミステリアスでドキドキ。
転んでも手が出ないので怪我をするといった、
先天的な問題を抱えた娘テア。
過去にイレーナの身に起こった悲劇とが重なり
大変意味深ですね。
そして、イレーナがテアに対して行ったことも。
<愛情>からの行動だと思うけれど、
素直に見られない。複雑……。
哀しい事実。だけどラストは……。
泣かされました。

『俺たちフィギュアスケーター』
監督:ウィル・スペック
出演:ウィル・フェレル、ジョン・ヘダー
2007年/アメリカ

アホだ~。お馬鹿だ~。くだらない~。
と大笑いして観ました。
ちょっとお下品なシーンもありますが(汗)。
いや~、笑った。


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インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:フランク・マーシャル
製作総指揮:ジョージ・ルーカス / キャスリーン・ケネディ
原案:ジョージ・ルーカス
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:ヤヌス・カミンスキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ハリソン・フォード、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット
2008年/米

「インディ・ジョーンズ」シリーズの4作目。
ファン待望の新作らしい。
随分待たされたとかナンとか。
私はまさか4作目が公開されるとは……。
ハリソンさん、お歳を召して60代だし。
で、観た後の感想は、「老体に鞭打って」という
感じに仕上がっていなかったので良かったです。
ホッ!(胸を撫で下ろす)

このシリーズには昔ハマって、
「レイダース/失われたアーク」には感動したよ~。
ラストのシーン、大好き。
最近TVでこのシリーズが放映され、
1作目の「レイダース 失われたアーク」が最後に
放映されたので、なぜ順番通りじゃないの?と
訝しく思っていたら、そういうことでしたか!!

初めてこのシリーズを見た人も、そこそこ楽しめる
と思うけれど、インディが蛇嫌いなこととか、
観る前に復習していれば楽しさ倍増だよね。
封印されたモノがチラリと映ったり、
ファンには嬉しい演出です。

スピルバーグ色が濃厚というか、監督が大好きな
要素を盛り込んだ感じでしたね。
こういうハラハラドキドキする映画って、
久しぶりに観たような気がするなあ。
これからは息子が活躍してシリーズが続くのだろうか?
雰囲気に違和感無く、ジュニアって容貌なので
安心して観ていられます。

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NHKの連ドラ「瞳」、観てます?
ダンスシーンが豊富なので欠かさず観てるんだけど、
今日のじーちゃんの態度って、どうよ!?

恵子さんの婚約者が温泉宿で別の女性と腕組んで
歩いているのを目撃した瞳は、悩んだ末に恵子さんと
じーちゃんに打ち明けた。
それを聞いたじーちゃんの台詞。
「その疑り深い性格を直したほうがいい」とかなんとか。
それ、酷いんじゃないのー?

瞳が恵子さんに言ってしまったのも問題ありだと思う。
じゃあ、どうすればって話になるけど、
瞳のお母さんは頼もしいね。

前に務めていた職場に、不倫か?怪しい!と噂になって
いた男女(60代と50代、既婚)がいたんだけど、
その男性の家にわざわざ電話して、奥さんに
「旦那さん、浮気してますよ」とか何とか言った人が
いるらしいんだ、これが(驚)。
電話したのは誰だ!と、そっちの方がかなり問題に
なったらしい。
「らしい」と書いているのは、鈍い私はかなり後になって、
そういう出来事があったと同僚から聞いて知ったから。(汗)

元・小学校の先生だった男性の顔と名前を知る人は大勢
いる訳で、電話したのが職場の人間とは限らない
という結論になったような。

しかし、わざわざ「不倫してる」と教える人も、どうなんだろ?
恵子さんは、結婚前だから微妙に問題は違うんだけど。
朝から、くだらないことを考えている私でした。

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ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛

監督:アンドリュー・アダムソン
原作:C・S・ルイス
出演:ジョージー・ヘンリー、スキャンダー・ケインズ
ウィリアム・モーズリー、アナ・ポップルウェル、ベン・バーンズ
2008年/アメリカ

白い魔女に勝利した後、ロンドンで普通の学生生活を
おくっていたペベンシー4兄妹は、角笛の音に導かれて
再びナルニア国へと舞い戻った。
そこは1300年後のナルニア国。
侵略、征服され、荒れはてたナルニア国だった。
4兄妹は、この国の王位継承者であるカスピアン王子
(ベン・バーンズ)と出会う。

日曜洋画劇場で「第1章ライオンと魔女」を観て復習
していたので、すんなり映画の世界に入れました。
4兄妹も成長し、もっと面変わりしているかと思った
けれどそうでもなく、違和感を感じませんでした。

戦闘シーンは迫力あります。
だけど、どこかで観た感じなのは仕方ない?
ニュージーランドロケも同じだしね。

「4兄妹は役に立たん」と希望を失い、
思わず悪の力に頼りそうになってしまう人が
現れたり、第1章よりも毒を含んでいる感じ。
第1章は、弟の「裏切り」があったけども。
侵略、征服、権力争い、謀略、卑怯な振舞
と人間の醜さ満載だわね。
近ごろ鬱気味なので、後味悪いらしい「ミスト」を
止めて、爽やかそうなファンタジーにしたんだけど、
この映画もなかなかどうして……。

あの名誉にこだわるネズミに笑いました。
可愛いは禁句ね!

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溺れる魚

監督:堤幸彦
出演:椎名桔平、窪塚洋介、仲間由紀恵、IZAM、渡辺謙
2001年/日本

3月に観た素晴らしい舞台「Body & Image」で
振付、出演のキミホ・ハルバート氏がこの映画にも
係わっているというので、レンタルしました。
ダンスシーンは2~3回。
海辺のシーン、クラブで踊るシーンとそれから……。
強烈なシーンが山ほどあるので、美しいダンスシーンが
もっとインパクトがあっても良いはず!
ちょっと期待しすぎたせいか……。


エンドクレジットで
「バレー指導」キミホ・ハルバート
とあって苦笑。バレーじゃないでしょ!

映画そのものは、まあ面白かったって感じ。
女装が趣味の窪塚洋介、似合う~。
怪物じみた渡辺謙も良かった。

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デビルズ・バックボーン

監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ  
製作:ペドロ・アルモドバル
出演:エドゥアルド・ノリエガ、マリサ・パレデス、フェデリコ・ルッピ、フェルナンド・ティエルブ
2001年/スペイン

1人で観るのは怖いので、あまり関心のない人を
無理に誘ってDVDで鑑賞。
独りで観なくて良かった~と思うホラーです。
が、哀しい映画でした。

内戦中のスペイン。
12歳のカルロス少年は荒野にぽつんと建つ
孤児院に連れてこられる。
父親が亡くなったことは知らされていない。
庭には信管を外された巨大な爆弾が突き刺さり、
何かを暗示するようだ。
カルロスに与えられた12番のベッドを使っていた
サンティ少年がいなくなったのが、まさにその
爆弾が落ちた日だった。

冒頭に流れるナレーション。
幽霊とは、人の想いなのか?
琥珀に閉じ込められた虫のような。

という感じだったと思う。
琥珀に閉じ込められた虫の映像と瓶詰めの
奇形児の映像はグロテスクだけれども、
この映画を雰囲気のある極上のホラーに
しているような気がする。
そして地下の貯水槽には、瓶詰めの胎児の
ような……というのが上手い。

孤児院とか寄宿舎に出没する幽霊っていうと、
定番というか全く目新しさを感じないものね。
幽霊がいて当たり前みたいな……。

「幽霊よりもっと怖いのは人間だ」
私の母がよく口にする台詞なんですが、
戦時下では幽霊なんて可愛いものだね、きっと。
幽霊が怖いと言っていられるのは平和だから。
それにこの映画の幽霊は危険を教えたり
危機を救ったりするんだよね~。

ああいう人間になったのは、愛を知らないから?
それは戦争のせいなのか?
子供たちの未来は?
やっぱりデル・トロ監督です。
しばらくこの監督から目が離せません。


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ヘルボーイ

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ロン・パールマン、ジョン・ハート、セルマ・ブレア
2004年/アメリカ

最近ハマッているギレルモ監督作品。
割と新しく2004年公開の『ヘルボーイ』を
DVDで鑑賞しました。
公開時まったく聞いた覚えがないから
よっぽどヒットしなかったんですね、おそらく。
面白い映画なのにね~。

アメコミ原作の映画は『スーパイダーマン』『X-メン』
など片手の指では足りないくらいあるらしい。
アメコミヒーローの中でも、あまりイケてないと
思われるのがこのヘルボーイ。
オヤジ顔だし、チョコバーやパンケーキが好きと
子供っぽいし。ストーカーするわ石投げるわ。
悪役と戦うと妙に弱いし……。
好きな女性のことでウジウジ悩むのは
スパイダーマンも同じだけど、その悩みの大きさは
ヘルボーイの方が格段に上だと思う。

スパイダーマンほか他のヒーローたちは普段は
特殊な能力を隠し、見た感じ普通の人間と変わりなく
生活していることが多いような……。
『Xーメン』なんて、特殊な能力イコール個性だ!
みたいな捉え方だと思う。
だけど、ヘルボーイは名前通りの悪魔。
「彼は孤独なヒーローをきどっている」という台詞が
あったけれど、その孤独感はとても想像できない……。

映画の冒頭
「人の人格や個性は何によって創られる?
生まれや育ち?それとももっと違うもの?」

というような意味深な問い掛けがあり、
ラストには
「人は何を選択したかで人生が決まる」
というような答えらしきものが与えられる。

原作を読んでいないので、もともと原作にある
メッセージなのか監督の意思なのかは分からない。
けれど、『パンズ・ラビリンス』にも通じるものがある
と思うんだよね。

超常現象を研究している博士は、悪魔の子として
生まれ、悪魔となるべき運命だったヘルボーイを
人間として接し、自分で「選択」出来るように育てた。
アメコミと侮っちゃあ、いけません。
映画は本当に観なければ分からない!!

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ミミック

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:ミラ・ソルヴィーノ、ジェレミー・ノーザム
1997年/アメリカ

なんでこんな古い映画をレンタルして観たかというと、
先日蠍座で観て面白かった『パンズ・ラビリンス』の
監督作品だから。

ギレルモ・デル・トロ監督
知らなかったんだけど、ゴシック・ホラーの監督と
言われているんですね。
しかもスペイン人だと勝手に思っていたら、
メキシコ出身らしい。
この監督、昆虫に並々ならぬ関心があるんだろうか。
『パンズ・~』にも姿形が印象的な虫が出てくるけど、
ナナフシという虫らしいです。
子供の頃に昆虫図鑑で見て記憶に残っていて、
映画館主・Fさんのレビューで名前を思い出しました。

『ミミック』も虫の映画。
擬態という意味で、昆虫が天敵に襲われないように
姿を変えて進化することらしい。
病気の原因となるゴキブリを絶滅させるため、
蟻とカマキリを遺伝子操作して創った生物「ユダの血統」。
短期間で死に絶えるはずが、密かに地下深くで繁殖し、
人間を襲い始めるというストーリー。
なかなか面白かったです。
『パンズ・~』テイストあり。
でも、食事の前には観ない方がよろしいかと。
あまりホラーっぽくないので、怖がりの人でも大丈夫。

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パンズ・ラビリンス

Panslabyrinth

監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ
2006年/スペイン・メキシコ

第79回アカデミー賞3部門を受賞し、
昨年随分話題となっていた映画を
久しぶりの蠍座で観てきました。
客席は超満員。
キネ旬ベスト10、読者が選ぶベスト10にも
選ばれていますが、話題になりベスト10に
入るだけのことはありました。
面白い映画を観た!と大満足。
精神的に少々キツかったけれども。

1944年、スペイン。
フランコ独裁政権下、山間部ではファシストに抵抗する
レジスタンスによるゲリラ戦が続いていた。
優しい父を内戦で亡くしたオフェリアは、
我が身の安泰のために(我が子のことも多少は考え?)
大尉と再婚した母と共に義父の元で暮すことになる。
大尉の子を身ごもっていた臨月の母は自分のことで
精一杯。身重の妻を自分の側に呼び寄せたものの、
オフェリアには冷たい義父。
残忍で冷酷な義父を好きになれないオフェリアだった。
そんな彼女を一匹の巨大な虫がラビリンス(迷宮)へと
導き、牧神パンと出会うが……。

オフェリアは子供ながらもファシストと戦っていたのだ
と思う。たとえそれが空想の中だとしても。
勇気を試され、飢えや寒さ、不潔な環境に耐え、
巨大な虫がワラワラと出てくる地べたで寝起きしなければ
ならないのがゲリラ戦なわけで、パンに課せられた試練
そのものだよね。

そして3番目の試練。
最初は、愛する家族を守るため、善良な市民を守るため
といった純粋な理想を掲げて戦っていたはずが、
人間の心は弱いもの。いつしか理想から遠ざかり、
<権力を握る>という誘惑に囚われてしまうかも。
それを試されたのかなと思ったけど、深読みだろか?

苦しみや悲しみの一切ない地底の王国に戻るには、
あの結末しか有り得ないのでは?
哀しく切ないけれど。

何年か前に観た映画『蝶の舌』を思い出したんだけど、
やはりスペイン内戦に関する話だったと思う。
昨日まで親しかった隣人、友人が今日は敵、
密告や裏切りが当たり前の日常。
無垢な少年が心に深い傷を負い、その傷は癒えない
まま成長した青年の姿で終わっていたと記憶している。
子供が無垢なままでいられるはずが無いものね。

空想の世界はグロいし、現実の世界は痛いシーンが
多く、ちょっと気分が悪くなってしまった。
ああ~貧血が……。


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かもめ食堂

世の中は3連休初日。
私は体調不良のため、ダンスのレッスンもお休み。
DVDを観て、ゴロゴロしています。
女性の間で大ヒットしたらしい映画「かもめ食堂」。
やっと観ることが出来ました~。
なんで今頃?って感じですね。

脚本・監督:荻上直子
撮影:トゥオモ・ヴィルタネン
原作:群ようこ(幻冬舎刊)
出演:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ
2006年/日本

美味しそうな映画だと聞いていた。
本当に!まったく!
炊き立てのご飯で握るおにぎり、シナモンの
香りが漂ってきそうなシナモンロール、
焼き網の上でジュ~ジュ~いってる鮭に
衣がサクサクな揚げたての豚カツ。
ああ…涎が……。

青と白を基調にしたスッキリ爽やかな店内に
白木の家具と磨き上げられた鏡。
これまた私好み。一日中、美味しいコーヒーを
飲みながら、ボーッとしていたいお店だわね。
「ぼーっとするのって、意外と難しいのよね」
その通り!・・・・・・で、思わず
「お手伝いさせてください」と言いたくなりそう。

不思議な空気感を感じさせる映画で、
心がゆったりするのは何故だろう。
舞台がフィンランドだから?
映画では、もたいまさこの問いに青年が
「森があるから」と答えていたけれど。
人それぞれ色んな事情があるのを分かっていて、
それを詮索しない距離の取り方も
いいなあと思った。
悪口、陰口、詮索といった女性に付き物の
嫌らしさを全く感じさせないのがとても心地好い。

ところで、小林聡美さんってお幾つ?
可愛らしいなあ。
年取らないなあ。
こんな料理上手な奥さんがいたら幸せだね。

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陰日向に咲く

Kagehinata
監督:平川雄一郎
出演:岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史ほか
2008年/日本

2008年1本目の映画は、劇団ひとりの大ヒット
ベストセラー小説の映画化「陰日向に咲く」に。
岡田准一くんを見て目の保養、伊藤淳史クンの
ホノボノ顔に癒されるのを期待して。

「ここでこうしていることには意味があると思うの」
(うろ覚え)

宮崎あおいさんの台詞ですが、これは原作にも
あるのだろうか?
劇団ひとりは、こういう考え方をする人?
私も何かあると「これはどういう意味がある?」と、
つい考えてしまうんだけど。

「あの出来事もこれも全部繋がっていて、だから
こういう意味なのかな」と思うことがあるのですよ。
映画の中の9人の出来事がリンクしているように。

岡田准一君は、ギャンブル癖が直らず借金まみれ
のシンヤ役。ここまでくると、癖というより依存症
だよね。アルコール依存症と同じ。

パチンコでお小遣い稼ぎをする元教頭、勝ってる時は
平気で嘘ついて約束の時間に遅れてくる主婦とか、
パチンコ好きな人を何人か知っているけど、
借金までしちゃうと病気だと思いますよ。

借金返済に困り、オレオレ詐欺にまで手を出しちゃう
シンヤですが、あのエピソードにはやはり涙。
気弱で自分に自信がなく、意志も弱い彼。
上司が返済に使いなさいと渡してくれた2万円を
あっという間にパチンコで摩ってしまうダメダメな
シンヤを岡田君は好演していたと思います。

オレオレ詐欺、借金まみれの若者、老人の孤独死、
ホームレス、アキバ系アイドルオタクに売れない芸人
と、どれも殺伐とした東京の風景を切り取っている
みたいだけれど、最後には心温まり涙するのが
不思議で、この原作の魅力なのでしょう。
現実はもっと悲惨で厳しいだろうから、せめて映画の
中だけでもって感じ。なんにせよ、2008年最初の
映画としては正解でした。

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アイランド

監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン
2005年/米

久しぶりに面白いSF映画を観ました。
映画館じゃなくDVDレンタルで。
公開時にヒットしたという話を聞いていないので
まったく眼中になかったんだけど、
たまたま借りてみたらば、私好みのSFサスペンス?
アクション映画でした。

汚染された地球上の人々は地下施設に隔離され、
毎日同じ単調な仕事と規則尽くめの管理された
生活をおくっていた。
唯一汚染を免れた「アイランド」に行くことを夢見て。
無作為に抽選で選ばれた人だけが行ける場所
それが「アイランド」。
悪夢に悩まされ、いろいろな疑問を持っていた
主人公はある日、一匹の蛾を捕まえたことから……。

よくある管理された近未来が舞台のSFものだと思ったら
彼らはなんと臓器提供のために作られたアグネイトと
呼ばれる製品であり、クローンだった!
「アイランドに行く」とは、実はとんでもないことだった~!

公開時には、この辺のことは前もって知っていた人も
多かったのかもしれないけれど、私は予備知識ゼロで
観たので、すごい驚きました!面白かった!

生きたまま臓器を摘出されちゃうんだよ。
クローン人間を作って、それをセレブのために役立てよう
としている科学者は、自分は他人のために良いことを
していると思い込んでいて、クローンも感情のある同じ
人間だと分からない。長生きしたい、幸せな生活をしたい
と思っている彼らをモノ扱い。

科学や医学も使い方によっては……という昔からある
問題がテーマみたいだけど、後半はアクションばりばり。
あまり重くならずに楽しめました。
それがマイケル・ベイ作品だよね。

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2007年に観た映画

ブログに書いた映画の感想を本館の方に
まとめてアップしました。
「2007年に(劇場で)観た映画」ってことで。
年々減って、昨年はたったの11本でした。

毎月1本ペースって、映画ファンと言えないね。
生の舞台を観るようになったら、チケット代が
高いから、なかなか映画の方に手が回らないのと、
昨年はどうしても映画館で観たいと思う作品が
少なかったような気もします。

レンタルでは結構観たんだけど、感想を書くのを
サボってました。
心に残る作品にぶつからなかったなあ。
なんかしみじみと良かったと思う作品がなかった
ような気がしますが、映画から遠ざかったことで、
良い作品を見つけるアンテナも退化しているかも。


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最近観た映画

近所のレンタルショップは品揃えが悪いんだけど、
毎週土曜日が半額なので利用させてもらっている。

最近レンタルして観た映画の感想など。
「ロッキー・ザ・ファイナル」
過去に大ヒットした「ロッキー」シリーズ。
かなりのお歳のはずのシルベスター・スタローンが
また主演で頑張るというので、公開時は全く見る気が
なかったんだけど、意外に良かった。泣けた。
無理がある話には、なってなかったと思う。
いくつになっても「もうひと花咲かせたい」って思うのが
男性!そんな気がする。
でも、この映画のために筋肉増強剤を使用したとか。
そんな話を耳にしたけどホント?

「ラブソングが出来るまで」
ヒュー・グラントとドリュー・バリモア共演のラブコメディ
ですが、期待したほどハッピーで楽しい映画じゃない。
あの「腰振りダンス」は、笑えないかも。
腰を痛めて人工股関節の手術!って(涙)。
ダンサーには他人事じゃない話かも~。
「若い頃に踊りすぎて腰を痛めた」と語っている人を
TVで観たしね……。
楽しめなかったのは、それだけが理由じゃない
と思うけど。


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からだであそぼ~HIDEBOHさん

NHK教育の「からだであそぼ」を久しぶりに
観たらば、たのもうというコーナーに
タップダンサーのHIDEBOHさんが講師として
出演されていました。

もう既に2回目くらいの様子でした。
今日は2種類のバケツをドラムにして、
リズムを取る練習?。「猫踏んじゃった」の曲で。

タップダンスは脚ばかりという印象があります
が、まずは手から入るんですね。
そういえば昔、知らないとは恐ろしいもので、
かなり高いレベルのヒップホップのクラスに
いきなり出てしまったとき、
先生が私の前に手を出してリズム取りの練習を
しようとしたことがあったなあ。(遠い目)
あの時は驚いて固まってしまった私ですが……(汗)。

この先生のレッスンはハマるよ、
教え方がとても上手だよと評判です。
HIDEBOHさんも教え方が上手な印象。
生徒もまた可愛らしい女の子で。
将来は、タップダンサーか!?

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ヘアスプレー

Hairspray
監督:アダム・シャンクマン
出演:ジョン・トラヴォルタ、ニッキー・ブロンスキー、 ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン
2007年/アメリカ

人種差別が残る60年代のボルチモアが舞台。
ちょいと体重が多めで背の低いトレーシーは
ダンスと歌には自信があり、人気テレビ番組に
出演するのが夢。そんなある日……。

最高~!
ちょいと太めの主人公が大成功するシンデレラ
ストーリーだと思ってましたが、違いました。
それだけの映画じゃありませんでした。
有名なブロードウェイミュージカルになっている
のだけれど、知りませんでした。不覚。
トレーシー役の女の子がとてもキュート。
ちょっとタレ目で可愛い。
音楽も楽しくノリノリ(死語?)です。
ジョン・トラヴォルタとクリストファー・ウォーケン。
この二人も可笑しい~。イイ味出してる~。
特に、クリストファー・ウォーケンの見た目との
ギャップが笑えます。

もしも私が母親だったら…。
娘か息子がいたら…。
そしてその子がダンス好きだったら…。
子供と二人で絶対観に行くんだけどね。
レッスンを1回休ませてでも。
そしたらその子は、最前列で頑張ってレッスンを
受けている30代女性に向かって、

「先生は、20代までしか相手にしてないのにね」

などと失礼なことを言う鼻持ちならない子供には
ならないような気がするんだけど……。
私が言われた訳じゃないけど、人伝に聞いて、
あまりにも驚いたもので。

……60年代が舞台の映画を観て、こう思う私は
間違っている? 単純なんだろうか?
今どきの子供たちはきっと、私が考えるよりずっと
難しいんだろうね。

さて、この楽しい映画、もう1回観に行くぞ!

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アレッサンドラ・フェリ引退記念公演

NHK教育「芸術劇場」で、今年8月に東京文化会館で
行われた公演の模様を観ることが出来ました。
ゲストは相変わらず美しい吉田都さん。

アレッサンドラ・フェリ、名前は知っていましたが、
なんと44歳!二人の子持ち!ですって。
いや~、驚きです。とてもそんなお歳に見えません。
娘の10歳の誕生日を一緒に祝えるのが嬉しいと語る
フェリは優しいお母さんの顔なんだけど。

「技術的な面と表現力のバランスが一番良い状態の今、
身体に記憶として留めたままで引退したい」というような
ことを語ってらしたのが印象的でした。
ダンサーとして最も良い状態だと思うときに敢えて引退を
選択するんですね~。

「ジゼル」「ロミオとジュリエット」「マノン」。
私は「マノン」(沼地のパドドゥ)が一番好きかな。
あのツンツンヘアとかボロボロの衣装とか。
とても若々しくキュートに見えるような気がしました。
パ・ド・ドゥじゃなくて全幕で観てみたいな。

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魔笛

Magicflute
監督:脚本:ケネス・ブラナー
出演:ジョセフ・カイザー、エイミー・カーソン
   ベン・デイヴィス、シルヴィア・モイ
   リューボフ・ペトロヴァ、ルネ・パーペ
2006年/英国

以前NHK教育テレビで観たカナダ・ロイヤル・ウィニペグ・
バレエの「魔笛」が、極彩色の衣装とミュージカルのような
モダンバレエのような大変不思議な作品で面白かったので、
一度本物のオペラを観てみたいと思っているところに、
ケネス・ブラナーが映画化してくれたと聞き大喜びしました。

「やった!1,800円で見れる~」

生のオペラを観に行ったりしたら、一気に財布が軽くなって
しまいますからね。

「魔笛」はモーツァルトの晩年に作られた彼の最後のオペラ
であり、また彼の最高傑作とも言われている作品。
半ば破綻したようなストーリーだとは聞いていたけれど、
台詞のないバレエで観ると本当に訳わかんない。
それでも面白かったですけどね。
>上記のカナダ・ロイヤル作品

だから映画は台詞付きなのが嬉しいし、ケネス・ブラナーは
舞台を中世のファンタジックな世界から第一次世界大戦下
のヨーロッパに移し、平和への祈りをテーマにしているとの
ことで、分かりやすくなっていました。

といってもオペラを映画化しただけで、そのまんまオペラ。
出演者も全員オペラ歌手やミュージカルの役者で、
ザラストロ役のルネ・パーペは有名な方らしいし、
演奏はジェイムズ・コンロン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団
ですって。音楽を聴くだけでも価値のある映画ですね。
歌は英語でしたけど。
有名な「パ・パ・パ」で始まる曲(パパパの二重唱)は、
こういう場面で使われているんだ~、とクラシック初心者は
妙なところで嬉しくなったりして。

モーツァルトの曲は胎教に良いというし、寝る前に聞くと
よく眠れるとも聞くし、私も気分が明るくなって帰宅しました。

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夕凪の街 桜の国

監督:佐々部清
出演:田中麗奈、麻生久美子、吉沢悠、中越典子
2007年/日本

2部構成の前半は、昭和33年の広島が舞台。
原爆で生き残ったことに罪悪感を感じ、好きな男性と
幸せになることを躊躇する主人公、皆実。
このキャラクター設定は『父と暮せば』と全く同じで、
被爆地蔵が小道具として頻繁に出てくるのも似ている。

その『父と暮せば』の続きを描いたようなのが、
2部の「桜の国」編である。
平成19年の東京で暮す皆実の弟、旭とその家族。
母親が「被爆者」である事実を隠したり、娘や息子に
内緒でこっそりと広島へ墓参りに行く父親の姿。
喘息という持病がある息子は、両親が広島出身の
せいか結婚を反対されている。
被爆者2世、3世への差別や偏見があるのだ。
戦後60年以上経っても続く原爆の影響に驚く。

皆実役の麻生久美子さんが透明感溢れる演技で
本当に素晴らしかった。

「私達は死んでもいい人、死んで欲しい人と思われた」
という台詞が効いている。

「なんで広島に原爆が落ちたんじゃろ」と言う旭に
「落ちたんじゃなく、落とされたんだよ」と皆実が
返す場面も。原爆は人為的な行為なんだよね。

「生きとってくれて、ありがとう」という台詞に
涙がこぼれた。
被爆者や関係者にとって、「しょうがない」発言は、
とても許されるものじゃないと、よく分かる。

原爆投下直後の回想シーンで使われた絵は、
有名な「原爆の図」を描いた丸木俊画伯の絵に
似ていたように思うけれど、違いますよね?


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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

監督:デイビッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンほか
2007年/

ハリーはホグワーツの5年生になって学校に戻ったが、
ホグワーツでは「闇の帝王」ヴォルデモートが蘇った
事実が全く知られていなかった。
ファッジ魔法大臣は、ダンブルドア校長が自分の地位を
狙っていると疑い、校長と生徒たちを監視するために、
新任教師ドローレス・アンブリッジ先生を送り込む。

「1、2と観たから、今回も観てみようか」とあまり気乗り
せずに半ば惰性で観るのがシリーズもの。
「やっぱり一番最初が面白かったよね。(ため息)」と
なるのが、これまでのシリーズものでした。

が、『ハリー・ポッター』シリーズは少々違うみたい。
回を追うごとに面白くなるから不思議です。
5作目となる今作がシリーズ中、最高傑作と書いたら
褒めすぎかな?

描かれている世界観が名作『ロード・オブ・ザ・リング』
や『スター・ウォーズ』に近くなったように感じました。
これまで、ほとんど学校と家庭の中だけだったハリーを
取り巻く社会が広がり、理不尽で不当な大人の世界を
象徴するように魔法省が関わってきます。

監視役のアンブリッジ先生、見た目はピンクのお洋服で
可愛いらしいんだけどね~。見た目とのギャップが凄い。
闇の魔術に対抗する防衛術を全く教えないばかりか、
「生徒がグループを組織することを禁ずる」などの校則を
作っちゃうし、それに違反する生徒の密告を奨励したりと
過激なこと!!

それにしても15歳のハリーには厳しい現実だよね。
シリーズ1~4と、もう十分ってくらい過酷なのに。
冷静な判断ができないハリーは、ダンブルドアの指示も
素直に聞くことが出来ないし、ハリーの孤独と苛立ちは
観ていて辛いほどです(涙)。

そんな彼を支えるのが、親友のロンとハーマイオニー。
ロンの家族やシリウスといった大人たち。
今回登場した新キャラクター、ルーナ・ラブグッドが好き
だなあ。彼女はハリーと同じく辛い経験をしているので、
ハーマイオニーやロンとは違う視点・態度でハリーを
理解し支えることが出来るんだよね。

ロンの双子の兄が花火の悪戯で、ささやかな(?)
抵抗をする場面も好き。これくらい派手にやって
くれたら嬉しい。即、退学か?

で、ハリーとヴォルデモートを結ぶ秘密ってヤツは
理解したんだけど、何故そうなったんだろう?
1回観ただけじゃ分かりません。原作読んでないし。
ハリーの父親は実は……が衝撃的だったかも。
「まさかスター・ウォーズの展開じゃないよね(汗)」
とは、連れの意見。まさかね~。
もう一度観ようか、どうしようか迷ってます。
あまりストレス解消にはならない作品だからね。


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キサラギ

Kisaragi
監督:佐藤祐市
出演:小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之
2007年/日本

自殺したB級アイドル、如月ミキの一周忌に
ファンサイトで知り合ったアイドルおたくっぽい
5人が集まり、思い出話で盛り上がるはずが、
「ミキは自殺じゃない。殺されたんだ」と
言い出す人がいて……。

観る前は「面白いの?」と疑問符が付く内容だけど、
某所で絶賛しているのを目にして観に行きました。
信じてみるもんです。
面白い~!2時間、笑いっぱなし。
最後にはホロリとする場面もあって。

冒頭のシーンの面白さは、もしかするとオフ会(オフ
ラインミーティング)経験者じゃなければ分からない
かもしれません。それまで文字だけで会話し、勝手
にイメージを膨らませていた相手が目の前にいる。
そのときに感じる興奮や感激。
だいたいイメージ通りなのが不思議なんだよね。
<イチゴ娘>は反則っぽいハンドルだけど、
そういうのも多いのかもしれません。

個性的な面々の中で、小栗旬くんが光っていたように
思います。『ロボコン』(何年前でしょ?)ではあまり
印象に残らなかったのに、イイ役者になったね~。

ドランクドラゴンの塚ちゃんも、好演してました。
いかにも6時間かけて田舎から出てきましたって感じ。
最近、役者づいてますね。

脚本は、『ALWAYS 三丁目の夕日』で05年度
日本アカデミー賞を受賞した古沢良太氏。
舞台は都内某所の一室で、雑然とした部屋だし、
全く移動しないし、絵的には面白みがないように思う
のだけど、脚本と役者の力で、こんなに面白い映画
になるんですね~。

【おまけ】ラッキー池田さんって、まだ振付師として
活躍されていたんですね。

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舞妓Haaaan!!!

Maiko
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ
2007年/日本

「ダイ・ハード4.0」を観に行ったのに
「舞妓Haaaan!!!」に変更したら。

・・・・・・失敗。

最後までテンションの高さについて行けず、
思ったほど笑えず。
途中で「勘弁して~」という気分になってしまった。
騒々しくて疲れた・・・・・。

阿部サダヲさんは嫌いな俳優ではないのだけれど、
今回は主役なので気合入り過ぎですか?

植木等さん登場シーンは、とても好き。
映画が引き締まった印象を受けた。
さすがだ!!

駒子を演じた小出早織さんは、舞妓さん役が大変
ハマッていて、もしかして本物?と思わせるほど。
こんな可愛い舞妓さんがいたら、鬼塚じゃないけど
通いつめたくなるかも。
「一見さんお断りのお断り」条例って、分かったような
分からなかったような……なんですが。
とにかく信用と信頼が大事ってのは理解したけど、
庶民には敷居が高いってことね。

ところで、エンディングに流れた曲、うるさ過ぎだわ。
あの華麗で笑いもある舞台のシーンで、
もっと余韻をもたせて終わらせて欲しかった~。

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武士の一分

Bushiichibun
監督:山田洋次
出演:木村拓哉、檀れい、笹野高史、桃井かおり
2006年/日本

藤沢周平原作の『たそがれ清兵衛』も観てるし、
『隠し剣 鬼の爪』も観てますが、一番好きなのは
この作品かもしれません。
『たそがれ清兵衛』も良かったけれど、
今回は木村拓哉が頑張っているし、
檀れいさんも可愛らしく、
お似合いの夫婦に一票。

いやはや、しかし、世の中の理不尽と不条理を
まとめて放り込んだような作品でしたね。

たかだか30石(って、どのくらい?)のお給料で
お殿様のお毒見役。
全く割に合わない仕事ですよ。

そして、貝の毒に中って失明という不幸の渦中に、
自分の立場を利用して部下の奥さんを騙したり
脅したりする卑怯な上司が現れ、

そしてさらに、おしゃべりで下品な叔母さんが
わざわざ噂を告げ口しちゃうってんだから、
なんとまあ……(絶句)。

でも世の中そういうもんかもねえ
と納得しちゃう私。

【武士の一分】を賭けて果し合いになるのだけれど、
現代に置き換えると『内部告発』ですか?
三村は圧倒的に不利な立場で命を賭けているので、
随分と重みが違うような気もするけれど。

「何も知らない方が良かった。」
「徳平に後を付けさせたのは間違いだった」
と一旦は言ったものの、
「いや、何も知らないアホのままでいい訳がない」
と思い直す三村。

私も、全くその通りだと思います。
理不尽と不条理を描いただけでは、
これほど美しい品のある作品にはなりません。
あのラストが良いです。

【おまけ】徳平役の笹野高史さんって、
なんて味のある役者なんでしょう。
ちょっと感動。

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ゆれる

Yureru
監督:西川美和
出演:オダギリジョー 香川照之 伊武雅刀
新井浩文 真木よう子 蟹江敬三 木村祐一
2006年/日本

公開当時、随分話題になっていた映画です。
レンタルDVDで鑑賞。

東京に出て写真家として、ある程度成功している
弟(オダギリジョー)と田舎に残り実家のガソリン
スタンド経営を手伝っている独身の兄(香川)。

母親の一周忌のために久しぶりに実家に戻った
弟と兄の間にガソリンスタンドで働く女性(真木)
が関わってくるのだが、ある日3人で出かけた、
兄弟の思い出の場所で、彼女は吊り橋から転落
し亡くなってしまう。
事故?それとも故意だったのか。

香川照之の演技が見事!
人が時折垣間見せる独特の表情、腹の中の
ドス黒いというか、長年の間に溜まって澱んだ
想いが滲み出ているというのか、隠していた
嫌な部分がはからずも出てしまったというのか。
そんな表情が凄い。

「おまえは殺人者の身内になりたくないだけだ」
(うろ覚え)と弟に言う兄だけれど、
実は私も思ってしまった。
殺人者の弟になるのが嫌なだけだったりして?と。
そう思ってしまう私もかなり屈折しているかも(汗)。

兄弟間でこれだけの確執が生じるには、
描かれていない部分も多いのだろうけれど、
弟の証言が重大な結果をもたらすあの場面で
あの発言は信じられなかった。
ああいう証言をすることで兄弟間の絆が深まる訳
もなく、自分の良心を証明出来る訳でもなく……。

そもそも兄と親しげな女性に手を出すのも、
どーいうつもり?!って感じ。
兄が見せる嫌な表情に嫌悪感を抱く。
だけど本当に怖いのは弟だった。

いろんな想像が出来る終わり方だけれど、
私はとっても後味悪かった~。
こんな映画を創る西川美和監督って、
どんな方なんでしょ?

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ナビゲーター・ある鉄道員の物語

監督:ケン・ローチ
出演:ジョー・ダッティンほか
2001年/イギリス

ケン・ローチ作品は見逃せない!と久々に蠍座へ
観に行きました。椅子がとても居心地良いものに
変わっていて、これなら何本見ても疲れないかも
と思ったのだけど、そういえば随分前に椅子を
入れ替えたと耳にしたような記憶が……。

私は一体どれだけ蠍座に行ってなかったんだ~。

番号札を渡して番号順に入場するようになったのね。
お客さんの状況を気にせずカウンターでゆっくりお茶
出来て、いいです。
お客さんは結構入ってました。ケン・ローチファン?

英国の鉄道が民営化され、リストラされたり、これでは
とても生活出来ないと派遣社員になったりする社員の
様子を描いていて、とても地味。
だけど、笑いがある。
登場人物がジョークを交わしていて、観てる私たちも
クスクス笑える作品です。ゲラゲラ大笑いしてる人も
何人かいました。どこかで観た顔の役者さんが!
あの爆笑ダンス映画『フル・モンティ』で芸(ゲイ)を
極めた人でした。

でも「何か起こるかもしれない」という不安が付きまとい
次第にその不安が大きくなり、そして案の定……。

遠いイギリスの話で済まないなあ、と思いました。
今の日本も派遣や臨時職員、アルバイトといった使い捨て
出来る人件費節約のための労働力が増えて、ワーキング
プアと騒がれて。

もの凄く大変そうな「保線管理」の仕事ですが、
日本もやはり外注に頼っているそうです。

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ブラッド・ダイヤモンド

風邪で2日間ダウンしてましたが、
どうにか回復したので先日観た映画
『ブラッド・ダイヤモンド』の感想など。

監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、
ジャイモン・フンスー
2006年/アメリカ

タイトルをどうしても思い出せないのだけれど
20代の頃にやはり映画を観た後で
「欲しがりません!!ダイヤモンド」と固く(?)
心に決めたことがあって、この映画も同じく
ダイヤモンドを持っていることは罪だという
気持ちになります。

そういえば、今年のアカデミー賞授賞式の模様を
TVで観ていたら、女性が皆、胸元を大きく開けた
ドレスを着ていても、ダイヤなどのアクセサリーを
付けていなかったのは、この映画の影響だろうか
と思い至りました。

90年代の西アフリカ、シエラレオネ。
北海道と同じくらいの面積の国。
ダイヤモンドが反政府勢力の武器調達資金に
なっていて、シエラレオネ内戦はダイヤモンド
紛争とも呼ばれる。

反政府組織の革命統一戦線(RUF)は村から子供
を誘拐拉致し、麻薬などで洗脳し、親や親戚をも
殺すことを厭わない殺人マシーンに仕立て上げたり、
村人の腕を切り落としたりと残虐行為を働いていた。
しかし単純にRUFが<悪>と割り切れないようで、
内戦が長引く方が得をする国があったり、超大国
のダイヤモンド会社が絡んでいたりと複雑です。

ダイヤモンド採掘場で働かされることになった男
ソロモンとダイヤの密売人(レオ君)、そしてダイヤ
モンド紛争を見たまま記事にするのではなく、
<裏>を取るために頑張る女性ジャーナリスト。
3人が関わりあうことで、影響を受け変わるのが
密売人のレオ君でした。

こんな汚れ役、大丈夫?と少々心配になるほど
ハマッてますね。心に深い傷を持っている男が
似合ってました。
残虐シーンが多すぎて、観ているのが辛くなる
社会派サスペンス映画でしたが、ハリウッド色が
強いのは仕方ないのでしょうか。
そうしなければ、こういう重い映画は誰も観ない?

内戦終了後に、少年兵にされた子供たちの心の
ケアが深刻な問題として残っていることは新聞
などで知っていました。
この映画では、どうしても子供を取り戻したいと
願うソロモンの気持ち、親の愛情で目が覚める
息子の姿が観るものの心を打ちます。
しかし、内戦で親や身内の者を失ってしまった
子供たちは一体……。
お金のためなら汚いことも平気でする密売人の
アーチャーという男。彼がそうなった原因や善の
心を取り戻す経緯を思い返すと、彼らには愛情が
一番必要ということなのかもしれません。

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善き人のためのソナタ

監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルりッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック
2006年/ドイツ

シアターキノで観てきました。
アカデミー賞外国語映画賞受賞作品です。
先月あたりからドイツ月間です。>自分
タイトルにも惹かれました。

舞台は1984年の壁崩壊前の東ベルリン。
国家保安省のヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、
劇作家(セバスチャン・コッホ)とその恋人で舞台女優
(マルティナ・ゲデック)の監視を命じられる。
昼夜問わず盗聴し続けるうち、彼らの自由な思考、会話、
彼らの触れる音楽や文学によって心は少しずつ変化
していく。やがて保安省が彼らの反体制を確信するが
ヴィースラーは驚くべき行動に出るのだった。

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旧東ベルリンでそんなことが!?と驚くような話
ではなく、どこかで読んだり聞いたりしたことがある、
といった感じです。
日本の公安警察も似たようなものですか?

「善き人のためのソナタ」というピアノ曲がもっと確かな
感じで使われ、重要な意味を持つのかと期待したの
だけれど、そうでもなかったのが残念でした。
途中、睡魔に襲われ意識を失っていたので、その間に
演奏されたのかと一緒に観た人に聞いたら、
それもなかったみたいで……。

国家保安省の優秀で非情だった局員ヴィースラーを
演じたウルりッヒ・ミューエが素晴らしいです。
ほとんど表情が変化しないし台詞もないのに、感情や
価値観の微妙な変化が観るものに伝わるんですよね。
『ファニーゲーム』にも出演されていたんですね。

監視される女優クリスタがあまりにもあっけなく秘密を
しゃべってしまうのに憤ってしまいましたよ。
ああいう状況になると愛よりも自分の保身を選ぶのね。
人間って弱いなあ。監視社会は怖いなあ。イヤだなあ。
クリスタを監視させる理由がまた自分の欲望を満足
させるためというのが我慢ならん!!
と、私としてはいつもながらの感想になるのですが、
そんな中、芸術はやはり人を浄化し変化させる力が
あると改めて思うのでした。

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