書籍・雑誌

F党宣言!

北海道新聞に日本ハムファイターズに関するコラムを
書いておられる、えのきどいちろうさん著。

買おうか迷っていたら、貸してくれる人が現れた~。
出版を記念した道新でのトークショーにも応募したけど
外れたみたいね。音沙汰なしです。

小谷野選手のことや知ってる選手の名前を探して読んでいる
段階です。最初の方は難しっ。
面白い!のは、日暮里「絵里花」に関する文章。
ひちょりんが打席に立つと無口になるお父さん、泣けます。

選手の両親や奥様や兄弟姉妹はどんな気持ちで試合を
観ているのだろうか?と思ったよ。
ファンなりたての私でさえ、

「併殺になりませんように」「お願いだから出塁させてー」

と祈るような気持ちで観てるから。

それにしても、ひちょりん!
いつか行ってみたいと思っていた稀哲くんの実家は
これからは横浜ファンで埋め尽くされるのだろうか?
Book


| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

風が強く吹いている

三浦しをん著(新潮文庫)

久しぶりに面白い小説を夢中になって読んだ。
映画化もされているけど、映画は未見。
箱根駅伝。
お正月には必ずTVで観る方が多いようだけど、
「なんであんな地味なスポーツが面白いんだろう」
といつも不思議に思っていた。
この小説を読んで、ちょっと考え方が変わった。
これからのお正月の過ごし方!駅伝!

「きみの価値基準はスピードだけなのか。
だったら走る意味はない。新幹線に乗れ!
飛行機に乗れ!そのほうが速いぞ!」

主人公の走(かける)たち竹青荘の住人を
走る世界に巻き込んだ清瀬の言葉。
なぜ走るのか?
苦しく辛いのに。
その謎が解けるような気がする。

長距離に本気で取り組んでいる人から見ると
あり得ない!話なのかもしれない。
たったの10人で箱根駅伝に出ちゃうってこと。
漫画オタクの王子のような人までいるし……。

純粋に「走る」ことが好きという気持ち。
ただスピードを追求するだけでは決して
芽生えない、強まらない仲間との信頼関係。
こういう人たちはきっと色々な意味で
強いだろうなと思った。
羨ましかった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

さまよう刃

現在、蠍座で映画が上映されているし、
文庫もかなり売れているようなので
問題作なのかなと思い読んでいたところ、
またもや犯人が未成年の残虐な事件が(汗)。

この小説「さまよう刃」の犯人は18歳。
大勢の少女をレイプし、警察に届けられるのを
防ぐために犯行の様子をビデオに撮って脅す
という悪魔のような少年2人。
覚醒剤を使ったところ、少女がショック死してしまい
バレないように死体遺棄。
車を貸しただけだが犯行に係わっていた少年が
ある理由から、亡くなった娘の父親に犯人を教える。
父親は娘の仇討ちに奔走することになり……。

未成年だからという理由で守られる制度に対する
疑問や問題提起。
被害者の親族が警察や裁判には任せておけない
という気持ち。父親への同情、共感などなど。
何が正義なのか?
答えは出ない。

小説では、バカ息子を庇う親が出てくるけれど、
私にこんな馬鹿アホなトンデモ息子がいなくて
本当に良かったと胸を撫で下ろしたよ。
これはあくまでも小説の感想ですが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

神の発見

仏教者の作家、五木寛之とカトリック司教、森一弘の
徹底対論「神の発見」を読んだ。
クリスマスだからという訳ではなく、
映画「ダ・ヴィンチ・コード」のことにも多少触れている
から面白いと言う人がいたので。

ポーランド出身のヨハネ・パウロ2世は、
ずっとイタリア人がなっていた教皇に就いたことで、
意識改革することなどの難しさを痛感したのではないか

というような記述があって驚いたというか苦笑してしまった。

ヴァチカン内にも子供じみたシカトあり。
もっと陰湿だったかもと語っている。

人間って、どんな職の人でも幾つになっても同じなのかな。
宗教職の人が立派な訳でも人間的に成熟している訳でも
ないのかなあ……。やっぱり。
前から思っていたことだけど、当たり前かもしれないけど、
なんかガッカリ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

男振

池波正太郎著(新潮文庫)

自分のHPを始めてから、とにかく10年続けようと
更新が簡単なブログでなんとか頑張っているけど、
だんだん面倒になってきた~。
ここのところ、いろいろ本も読んでいるのに
感想を書く気分にならない……。

が、一番面白かったのは、この「男振」かな。
日ハムファンからのオススメ本。
池波正太郎著。
主人公の源太郎は、頭髪が抜け落ちる奇病を患い、
波乱に富んだ人生をおくるのであるが、
実に清々しく爽やかで、
感動、落涙ものなのだった。

この主人公が、日ハムの森本選手を彷彿とさせる
実にイイ男なんだよね。
最近、森本選手も不調から立ち直ってきたようだし、
是非ともクライマックスシリーズに進出して、
さらに活躍して欲しいものだわ。
頑張れ!ひちょりん!
26日ドームに応援行きます!


| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

コンドルズ血風録!

Condors

学ラン姿で踊る男性ばかりの
ダンス集団コンドルズでダンサー兼
製作担当、勝山康晴氏が書いた本。
良平氏やメンバーとの出会い、
コンドルズ結成当時の秘話など。

コンドルズの舞台は観たことがない。
興味がないとか、あれはダンスじゃないとか
思っているわけではなく、ただ単に機会が
無かっただけですが。
NHKの「サラリーマンNEO」で踊っていたのは、
コンドルズだったのね。
NHK「からだであそぼ」近藤良平さんちの体操は
何度も観ているけれど。
最近コンドルズの名前もあまり見なくなったと思って
いたら、しっかり活躍してるじゃん。
ダンスに興味のない方は、近藤良平さんのことも
知らなかったりするけど。

この本を読んで、コンドルズの公演ってやっぱり
男臭さ溢れる舞台っぽいなあ、と思う。
読んで「舞台を観たい」と思う人と、ヤダ!と思う人と
半々に分かれるんじゃないかなあ。
いや、4:6ぐらいの割合か……。
そもそもファンしか買わなかったりして。>本
私は、1度ぐらいは観たいかも。
札幌公演、今月終わっていたのね。残念。

| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

西の魔女が死んだ

梨木香歩著(新潮文庫)

学校へ通えなくなった少女まいは、
母方のおばあちゃんの家で暮らし
魔女修行することに……。

魔女修行とは、言わば「山村留学」なんですね。
都会の子が北海道の酪農家で生活し、
牛や家畜の世話をして、精神的にも肉体的にも
たくましくなって帰った話を読んだり聞いたり
したけれど、それをもっとファンタジーっぽく
女の子好みにした話。

お祖母ちゃんがイギリス人で、
ハーブを煮詰めた液で害虫駆除したり、
ワイルドストロベリーでジャムを作ったりと
酪農家で修行するよりお洒落でイマドキな
イメージです。

まいが学校へ通えなくなった理由が遠まわしに
明かされるんだけど、いかにもありそうな話
なのが哀しい。

「わたし、やっぱり弱かったと思う。」と語るまいに、
おばあちゃんは次のように言います。

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、
後ろめたく思う必要はありませんよ。
サボテンは水の中に生える必要はないし、
蓮の花は空中では咲かない。
白熊がハワイより北極で生きる方を選んだからと
いって、だれがシロクマを責めますか」

これは胸に響くな~。
こう言ってくれる人が側にいたら、
自死を選ぶ人も減るような気がします。

「最後の3ページ、涙があふれて止まりません」
帯にあった文章ですが、私もやられました~。
映画を観た方の感想を読むと、ほぼ原作通り
みたいなので、映画は多分観ないと思います。


| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

からくりからくさ

初めて読む作家さんです。
映画化された「西の魔女が死んだ」が今、
話題になっているようなので読んでみました。
これが当たりでした!

祖母が残した古い家で共同生活を始めた4人。
染色家の工房に通い勉強中の身、蓉子さん。
鍼灸を学ぶアメリカ人マーガレット。
美大生の紀久と与希子。
そしてその中心には、心を持つ人形りかさんが。

いろんなことが詰まっていて専門用語が多いし、
先祖の話が続いたりして途中で混乱するけれど、
妙に心落ち着く読後感です。
考え方も生まれも育ちも性格も違う4人に芽生える絆。
次第に分かってくる不思議な縁。
タイトルの唐草模様のように連続した日々の営み。
唐突なラスト。

「媒染次第で簡単に色は変わる。植物そのものは
全く同じなのに。人間の集まりにも似たところがある」
「染物は草木の命を色に移しかえることだ」

などなど、興味深い文章が多く、心惹かれます。

もともと日本画をやっていた神崎という男性は、
光と影の微妙なバランスに惹かれて染織に入ったとか、
糸はどんなに重ねても一つ一つは自分を主張したまま
全体としてのハーモニーの中に入っているとか。
印象派の点描が目指していたのも織物の世界じゃ
ないかとか。
その神崎が選んだ女性と彼が向かった国とか。
唐草模様は永遠に混じりあわないとか。

上手く言葉に出来ないけれど、心を刺激するものが
あるんだよねえ。
鎌田慧著「いじめ社会の子供たち」という本に書いて
あった文章を思い出しました。

もともと「和」とは、個人個人が力を発揮し、
うまく奏でられるのが「和」だったはずなのに、
個人を殺して集団の「和」をつくる意味になっている。
日本は集団のつくり方がどこかおかしい。
というようなこと。
この本「からくりからくさ」の主題はもっと別のこと
だと思うけれど。


| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

グーパー猫

先日、某書店をフラフラしていた時、
「グーパー猫」の写真集を発見しました。
なんでも、シャープのCMに出演しているのだとか。
私は足指ジャンケンが苦手だ。
パーが出来ない。
なのに、この子は!!
映像は、こちら
で観ることが出来ます。

隣には、カイ君の写真集が。
どちらも欲しい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)
|

償い

矢口敦子著(幻冬舎文庫)

36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、
ホームレスになった。流れ着いた郊外の街で、連続
殺人事件に巻き込まれ、なぜか「探偵」もどきの役割を
任されることになるが……。

店頭に必ず平積みになり、書店員の「泣ける」「傑作」
「感動」作品と書かれた手書きポップが付いている本書。
そんなに泣けます?感動します?うーん?

昨年『ソケリッサ』という公演が話題になりました。
ダンサーのアオキ裕キ氏とホームレス境遇にある男性
6人によるコンテンポラリーダンスの舞台。
アオキ裕キ氏が「ホームレスの人の踊りが見たい」と
思ったのがきっかけらしい。

2,500円のチケット代を払って観に行かれた方々は
何を思って観に行ったのだろうと不思議なんだよね。
興味本位?アオキ氏を見たかったから?

「家のない者を見る世間の目がどんなものか、思い知らされた。
いずれとんでもない理不尽が身にふりかかってくるかもしれない
予感はあった。」
と、火事の第一発見者である日高は警察の取調べの最中に
思う訳ですが、これは「家のない者」に限らないよね。
世の中、身なりや肩書き、職業で判断する人ばかりじゃないの。

「他者の心を傷つけた者は、どうやって裁かれるべきなのだろう」
と、登場人物に語らせ、「人の心の泣き声が聞こえる少年」と
日高の心の交流を描く本書ですが、私はこの小説を読んでも
ほとんど感動しないし、何が面白いのかよく分からない。

主人公をホームレスにする意味はあったのだろうか?
ホームレスになることで、償いが出来たのだろうか?
世の中の偏見や差別にさらされ、哀しみは深まるだけじゃないのか。
二人は果たして救われたのだろうか?


| | Comments (0) | TrackBack (0)
|