映画「な」~「は」行

ブレードランナー2049

「ブレードランナー」が好き!
と言うと、年齢がバレそうだし、
結構ハードボイルド(?)な映画
なので、大きな声では言えません。

が、実は好きな映画ベスト10に
入っています。

まさかハリソンさんも出演して
2049が作られるなんて!!

「知る覚悟はあるか?」

このキャッチコピー(?)、
元祖「ブレードランナー」を
観ていない人にはあまり
意味をなさないような……。

私は知る覚悟、満々で
観に行きました。

「やっぱりそうだったのか…。」

本作では、新型レプリカントが
旧型ネクサス8の生き残りを
取り締まる社会となっていて、
旧型の方が人間的なんですよ。

戦争用に作られ身体能力に
優れた戦闘用レプリカント。
もちろん人を殺すのに何の
躊躇いもない。

それよりさらに非情で血も涙も
ないように見えるのがハリソン
さん演じるブレードランナー。

私なんぞはレプリカントに感情
移入してましたが……。

限られた短い寿命の中、
静かに生きるために逃亡した
レプリカントたち。
見逃してやればいいのに!!

ラストに微かな疑問が生じる
のが前作。

この2049で、この疑問の答えが
明らかになるけれども、テーマは
共通していると思うから、
観て良かったです。
映像も素晴らしかった。

公開日に観たのに、感想が
遅くなってしまいました。

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淵に立つ

監督:深田晃司
出演:浅野忠信、筒井真理子、古館寛治

カンヌ映画祭「ある視点部門」で
賞を貰い、衝撃の問題作らしい
ので観ました。

町工場を営む平凡な一家に、
男性が一人住み込みで働き始めた。
それがきっかけで家族は……。

上に「平凡な」と書きましたが、
冒頭から不思議な家族だと
思いました。

食卓を囲む母親と娘が、
母グモが子供のクモに食べられる
話をしていたり、
妻に話しかけられても夫は
まともに答えないとか。

妻と子供は敬虔なクリスチャン
(プロテスタント)なのでお祈りを
しているけれど、夫は先に
黙々と食べていたり……。

利雄は章江に相談をせず
八坂を住み込ませるので、
ああ、それはダメだよ。
きっと何か言えない理由がある!
と思ったら案の定…でした。

「私を見くびらないでね」

八坂に前科があり、殺人罪で
服役していたことがあると知った
章江が、それを隠した利雄に
言った台詞です。

自分はプロテスタントだから……
という変な傲りを感じるこの台詞。
何か違和感を感じていたけれど、
思った通り章江は八坂と不倫関係に。

殺人の共犯者という過去の罪を
妻に知られることで
「本当の家族になった」と言う利雄。

親の罪や心の傷、トラウマが
子供にとても大きく影響するのは
当たり前というか防ぎようがない。

この映画では、親からの影響が
ひどく悪い形で表れただけ。
そう思う。

ラストはとても悲しいけれど、
最悪の結果だけれど、
ある意味、仕方ないんじゃないかな。

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「ハンガー・ゲーム」シリーズ

シリーズ最初の「1」と「2」をCSで
観てハマり、3作目「レジスタンス」を
DVDレンタルしました。
明日「レヴォリューション」が公開
されるようなので楽しみです。

近未来のアメリカ。スノー大統領の
独裁政治国家パネムという国は、
キャピトルが政治の中心であり、
一部の特権階級市民だけが
自由と飽食と贅沢を謳歌していた。

キャピトルを囲む1から12までの地区は
産業の特性が限定され、農業地区・商業
地区・工業地区・鉱業地区などに分かれ、
反乱抑止を目的に各地区から男女1名が
選出され、殺人ゲーム「ハンガー・ゲーム」
を強制されていた。

12歳の妹プリムローズに代わって出場した
カットニス(ジェニファー・ローレンス)は、
弓矢の腕と鋭い勘で、同じ地区から選出
された少年ピータとともに戦いに挑む。

キャピトルの市民はゲーム感覚で
その殺人ゲームを観て喜んでいるのだ
けれど、素のカットニスに好感を抱き
ファンが増えていくのも当然です。
生きるか死ぬかの場面では、
作られたイメージのままでは戦えない。
人間の本質がさらけだされる。

カットニスは革命の先頭に立つ
ようになるのですが……。

モロ私好みのストーリー。
強い戦うヒロインが魅力的。
ジェニファー・ローレンスがカッコいい!!
ちょっとハスキーな声もいい!!

第13地区のコイン首相も女性。
反乱軍を率いて、戦闘指揮を
執り作戦をたてる.
カッコいい女性が沢山登場します。

ちょっとクールで冷たい印象の
ピータが生き残るのは意外だった
けれど、二人の見せかけではない
「愛」が盛り込まれていることで、
この映画のファンを増やしているの
だろうね。

まるで、ハンガーゲームを観ている
キャピトル市民と同じ感覚じゃないの
ーーと思う。

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ナルニア国物語 カスピアン王子と角笛

原題:「Prince Caspian: The Return to Narnia 」

リーアム・ニーソンのファンになって、
彼の出演作を観まくっていて、
この映画もアスランの声を担当している
ので観た訳ですが、観るのは2度目。
前回と受ける印象が全く違いました。


前回観たのは多分公開時。
その時は、「ロード・オブ・ザ・リング」と
戦闘シーンがそっくりだし、4兄弟姉妹に
オーラがなく魅力に欠けると思ったのに、
真逆の感想です。

今回はピーター、スーザン、ルーシー、
エドマンドがそれぞれ魅力あふれる
キャラで、特にスーザンとルーシーが
とても可愛いと思えました。

この感じ方の違いは何故なのでしょう。
おそらく、ちょうどアイルランドの歴史に
興味を持ち色々と調べていた最中
だったからだと思います。

リーアム・ニーソンが北アイルランド出身。
この映画の原作者C.Sルイスもまた
北アイルランドのベルファストの生まれ。
なんという偶然!!

C・Sルイスは1898年にベルファストで
生まれ、1963年に亡くなっています。
1916年のイースター蜂起、そして
1919年に始まり1922年に終わった
アイルランド独立戦争の頃は、ちょうど
18~24歳です。
そして独立後も続いた内戦が
この作品に多大な影響を与えている
ような気がするのです。

難しくてよく分からないけれども、
さらにアイルランドの歴史をさかのぼると、
この映画のストーリーに実に似ている
ように思うのです。

ナルニア国が人間のテルマール人に
侵略されて絶滅したと思われていたり、
テルマール人は海賊の系列だ
というようなことが語られたり。

この映画を観ていて、とても悲しくなり
涙が出てきました。
人間は殺戮を繰り返すんだなあと。
歴史がそれを証明しているんだなあと。

無用な血を流すことを避けるため、
ピーターとミラーズが1対1で戦ったのに、
無駄になってしまいます。

カスピアン王子のプロフェッサーは、
ドワーフを母に持つ人で、王子が子供の
頃からナルニア国の話を語り、教えます。

「歴史上、最も崇高な矛盾を抱えた
王になるのです。
ナルニアを救ったテルマール人として」

プロフェッサーが王子に言う台詞です。
奥が深い!! と思いませんか。

「お小さい方」のニカブリクが白い魔女の
力に頼ってしまいそうになったのは、
「希望を捨てたから」だと彼の友達の
アナグマが言うのも印象的です。

やはり映画は1度見たきりでは分からない。
発見が色々あって面白い!と再認識。
そうそう、C・Sルイスと指輪物語の作者
トールキンは親交があったようなので、
似てしまうのも仕方ないのかな。

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ハートの問題

監督:フランチェスカ・アルキブージ
2009年/イタリア 

道内初公開作品@蠍座

1人は心筋梗塞で救命救急センターに担ぎ込まれ
1人は心筋梗塞に違いないと自分から出向き、
たまたま集中治療室でベッドが隣同士に。

1人は自動車工場を経営し家族もいる。
1人は脚本家、恋人はいるが独身貴族。

そんな2人が入院期間中に友情を育み、
退院後も何かと関わり合い、
絆は強まっていくのであるが……。

私は人生で2~3日しか入院経験がないので
よく解りませんが、同じ病気で生きるか死ぬか
の境目を経験したことで、悩みや不安などは
お互いよく理解できるようになるのかも。

癌患者のサロンや友の会なども多分、
そういう理由で存在するんじゃなかろうか。

どんなに本を読んでも、頭でっかちになる
だけで、当事者の痛みや不安などは
経験した人しか分からないと思う。

この映画を観て、ちょこっとだけ分かった
気になった私ですが、こうして頭でっかちに
なっていくのだろうか……。
それでも全く知らないよりはマシ?

ヒアアフター

監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
出演:マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス、フランキー・マクラレン
2010年/アメリカ

原題「Hereafter」

予告編を1回観ただけで、極力情報を入れずに
昨日、観てきました。

監督は「インビクタス 負けざる者たち」のクリント・イーストウッド、
今回もマット・デイモンくんが出演しています。
タイトルは「来世」とか「死後の世界」という意味。

映画の冒頭、東南アジアのリゾート地で買い物を楽しむ
人気ジャーナリスト、マリーが大津波に飲み込まれます。
人工呼吸と心臓マッサージで蘇生しますが、
そのときに見た不思議な光景が頭から離れず、
仕事が手につかなくなってしまいます。

主人公はマット・デイモンくん演じるジョージかな?
かつて霊能力者として活躍していたジョージは、今は工事現場で
働く肉体労働者。親しい友人や恋人もいない孤独な生活をおくり、
さらには職場ではリストラ対象者に。

手を握ると死者の声を聴くことができ、相手の秘密までも
分かってしまうジョージは、その特殊な能力をギフトなどではなく
「呪い」と思っています。それもそうでしょう。
人が記憶の奥底に沈めたはずの忌まわしい事柄も分かってしまう
のだから……。自然な関係を築けるはずもなく……。

過去にどれだけ心に疵を負い、どんな葛藤があったかは
一切描かれません。
が、マットくんは見事にその苦悩と孤独を演じています。
素晴らしいです!
壁際に寄せたテーブルで一人食事をする様や
大好きなディケンズの朗読を聴いたりする様子などから、
ジョージの心情が伝わってくるんです。
背中が、全体の雰囲気が語っています。上手いなあ。

もう一人の重要な人物は、双子の兄ジェイソンを突然の事故で
亡くしたマーカス。ロンドン在住。
亡くなった兄の方がしっかり者で、おしゃべりで、
いつも弟を支えていたので、内気なマーカスはショックが大きく、
兄の死を受け入れることが出来ません。

「死」を身近に体験したことから、上手く日常生活をおくれなくなって
しまった3人が繋がることで、再生の一歩を踏み出すお話なのかな。
スピリチュアルなことやパワースポットなどが話題の昨今。
この映画は、そういう意味では少し期待を裏切るかもしれません。
マーカスの場面では映画「シックスセンス」を思い出して、
勝手に緊張していましたが、怖いシーンは全くありませんでした^^;

大津波のシーンがもの凄い迫力です。
その恐ろしさが分かります。
製作総指揮がスピルバーグということで納得ですが、
スペクタクルな(?)シーンはここだけです。念のため。

プレシャス

監督:リー・ダニエルズ
出演:ガボレイ・シディベ、モニーク、ポーラ・パットン、マライア・キャリー
2009年/アメリカ

「why、me?」

ハーレムで暮らす16歳のプレシャスは、
母親から憎まれ、父親の子供を身ごもり……。
そのお腹の子供はナンと二人目。
妊娠は彼女の罪ではないのに、
母親は娘を言葉や行動で虐待する。

徹底的に過酷な境遇にあるプレシャスですが、
代替学校と言われるフリースクールで
素晴らしい先生と出会います。

読み書きを覚え、自分の言葉で語り、
気持ちや自分自身を表現することが出来るように。
毎日、詩や文章を書き綴るプレシャス。

退学になった学校では一言も喋らなかった彼女に
笑顔が浮かび、自尊心が芽生える。
嫌なことがあると空想の世界に逃げ、
怒りは暴力となって表れていた以前の姿とは
別人のよう。
出産後、仲間に囲まれたプレシャスが眩しい。

これで終われば良かったのだけれど、
そうではないのがこの映画の凄いところ!
到底受け入れるのが困難な宣告が続きます。
その時の心情が最初に書いた言葉となっています。

こんだけ悲惨なのに、なんだか希望を感じさせるのが
不思議!!何故だ~?
子供二人を連れて自立の道を歩みだすプレシャスが
なんともパワフルで逞しいんですよ。

ちなみに名前のプレシャスは「宝物」という意味。
プレシャスを憎んで辛く当たっていた母親も
プレシャスが生まれたときは、
「宝モノ」だったのにね(泣)。

ソーシャルワーカーの役でマライア・キャリーが
出演していたようです。気が付きませんでした。
マライアだったのお??
そういえば見覚えが……。

この映画の感想を書くのは私にはかなり難しいのだけれど、
検索すると皆さん、とても上手に文章にしていて驚きます。

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