宮部みゆき

龍は眠る

宮部みゆき著(双葉文庫)

大嵐の夜、雑誌記者の高坂は慎司という少年と
出合った。小学生が行方不明となった事件の
真相を語る少年。彼は超能力者で、人や物に
こめられた記憶が見えるという。
果たしてそれは真実なのか?

慎司は人の記憶が見えるので、
不正や犯罪を犯していたり、
計画していたら分かってしまう。
目の前に犯罪者がいる、不正をしている、
これから人を殺そうとしていると分かるのに
自分は何も出来ないもどかしさや悔しさ。

それは私にも少しだけ理解できるような気がする。
不正をしているのを知っていて、何も出来ない自分。
知らぬ振りをして、何もなかったように付き合うことなど
出来ない自分。怒りといらだち。

分かってしまうということは、何もメリットがない
ような気もするんだよね。神経をすり減らす日々。
知らない方が平穏に過ごせたのに……。
超能力者の悲哀を描いているけれど、
それは特別なことではなく、
もしかするとすごく身近なことかもしれない。

不正を指摘して殺されちゃお仕舞いだしね。

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天狗風

宮部みゆき著(講談社文庫)

霊験お初捕物控シリーズの第二弾。
『震える岩』の続編である。

主人公のお初は、人には見えないものを見、
聞こえないものを聞く力があり、兄は岡っ引きで、
不思議な事件の解決を手助けしている。
今回の事件は、結婚直前の若い娘が失踪し、
神隠しだと言われているが……。

そのもののけは、天狗と言われている。
天狗というと、高下駄を履き、鼻が長い独特の
風貌をしている妖怪だけれど、随分違った。
いつまでも若く美しくありたい、現世でそれを
享受したいという思いが凝り固まって生まれた
妄念の化け物。

女性が自分の「美しさ」にこだわる執念は
凄まじいものがあるよね。ホント。
「あばたもえくぼ」という言葉があるように、
「美」というのは、それを見る人の心次第で
変わってくるもの。人それぞれの「美」。

ダンサー、振付家の金森穣さんが、
「どうすればキレイに踊れますか?」という
小学生の質問に
「自分が綺麗だと思う踊りを目標にして下さい」
というように答えていたのを思い出した。

美しいものをどれだけ見たり聞いたりしたかが
自分にも反映されるような気がするんだよね。
私が「美しい」と思えるものを沢山見たいと思う。

お初ちゃんは、猫とも会話出来るんだね。

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あかんべえ

宮部みゆき著(新潮文庫)

12歳のおりんは原因不明の高熱で死線をさまよい、
三途の川を渡らずに生還した後、幽霊が見える力を
持つようになってしまった。
両親のお店「ふね屋」の開店の日、
その中の幽霊が刀を振り回して大騒動に。
ふね屋の幽霊は5人。おりんは、彼らを無事成仏
させることが出来るのだろうか。

おりんちゃんは、その幽霊さんたちとすっかり仲良く
なってしまうし、親思いの健気な良い子。
でも、5人全員が見えるのは珍しいのだとか。

5人の中で、どの幽霊が見えるかで、
その人が抱える心の闇が分かるというのが面白い。
胸に抱えたわだかまりがバレてしまう訳だ。
17年くらい前、小樽に住んでいたんだけど、
JRの踏み切りがすぐ横だったせいか、
割りといろいろ怖い思いをしたんだよね。
ハッキリとは見ていないんだけど。
幽霊なんてものは見たくもない。
金縛りだけでも怖いのに。

宮部みゆきさんって、幽霊などあまり見たくない
ものを見る力がある人の話が好きだよね。

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震える岩 霊験お初捕物控

宮部みゆき著(講談社文庫)

岡っ引きの兄を持つ<お初>は、南町奉行所の
根岸肥前守鎮衛の手足となって働いている。
このお奉行さまは、不思議な話を集めて「耳袋」
という本にしている変わった趣味の持ち主。
そしてなんと、実在した人物なのですよ~。

昨日テレビで「出没アド街っく天国」を観たら、
有楽町にナンとかいう新しいビルが建っていて、
その工事中に南町奉行所跡が見つかったらしい。
東京って面白いよね。
昔は江戸だったんだよね、と当たり前のことを
思って感心してしまう。

で、この小説も、赤穂浪士の討ち入りに関する
私には新しい見解が書かれていて面白かった。
古沢右京乃助という優男のキャラも好き。
続編「天狗風」も読まねば。

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初ものがたり

宮部みゆき著(新潮文庫)

初ものを食べるときは、東を向くんだっけ?
鰹、白魚、鮭、柿、桜と四季の「初もの」が
登場するんだけど、謎の男が深夜遅くまで
やっている屋台で食べるのがまたいいんだよね。
こんな屋台があれば、私もきっと常連さん。

なんだか泣ける話ばかりでした。
涙腺が緩くなったのかな?
宮部さんの小説でこれほど<人情>を感じた
のは、かつて無かったかも。
宮部さんの時代ミステリー、面白い!
稲荷寿司屋台の親父の正体が分からないまま
終わっているので、是非とも続きを読みたい。
この後どうなってるんだろう?

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東京下町殺人暮色

宮部みゆき著(光文社)

舞台は墨田川と荒川にはさまれ、東京湾を臨む
東京の下町。主人公は、八木沢順くん、中学生。
両親は離婚したので、父親の道雄と二人暮し。
家政婦のハナさんが強い味方だ。

読み始めてすぐに、前に一度読んでいることに
気が付いたのであるが、話の展開や結末は
全く記憶に無い(汗)。そんなんでいいのか?
ブログにも感想をアップしてたりして(冷や汗)。

ハナさんは側にいて欲しくなるような婆ちゃんで、
順くんは白菜漬けを漬けるのを手伝ったり、
家事大好きな中学生である。
そんな二人(3人)の穏やかな日々は、バラバラ殺人
事件が発生したことで……。

「人を疑う」ということがついて回る仕事=刑事。
そういう夫との生活に疲れ母親は出て行ったと、
縁が無かったのだと、何となく理解できるように
なる順くん。ハナさんの深い人生観や篠田東吾と
いう画家のお陰かもしれないね。

私の知り合いで、父親が刑事という20代の女性は
死体の写真を見ても全然平気とカラカラ笑っていたし、
警察の方と結婚した友達も、愚痴を聞いた覚えが
ないけれど、やっぱり色々と大変なんだろうね。

登場する「火炎」という東京大空襲を描いた作品は、
平山郁夫氏の「広島生変図」を思い出させる。
不動尊に替えて達磨。真っ赤は同じ。
宮部さんが生まれ育った街のお年寄りへの想いが
込められていそうだな。

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平成お徒歩日記

宮部みゆき著(新潮文庫)

現代ミステリーの方が有名だけど、江戸時代が
舞台の捕物や市井物も書いている宮部さん。
東京の深川(現在の江東区)出身。
「深川散策記」のウケが良かったので、
あちこち歩く散歩ものをやることに。
こういうのを読むと、宮部みゆきさんの
性格とか人柄が分かり楽しめる。

赤穂浪士が討ち入りのあと泉岳寺まで
引き上げた道筋とか、
「市中引廻しの上、獄門」のコースとか、
江戸時代の流人の島、八丈島を歩くとか、
なんだか可笑しいコースばかり。

宮部みゆきさんが育った深川が興味深かった。
東京にいた頃、私は新宿区に住み、東西線を
利用していたので、木場や東陽町や門前仲町は
電車で一本だったけれど、途中下車する機会は
無かったものね。
葛西や浦安までは行ったけれど。
今度東京に行くときは、下町を歩きたいものだわ。
それまでに江戸物の時代小説をいろいろ読んで。
有名な深川飯や柳川鍋を食べにいくぞー。


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ぼんくら

宮部みゆき著(講談社文庫)

主人公は同心・平四郎で、舞台となる鉄瓶長屋で
起こる日常や事件を集めた短編集のようなつもり
で読み進んでいると、あらま~!ということになる。

それぞれの事柄が一つのある事件に繋がっていて、
さすがにのんびりおっとりの平四郎も動かなくては
ならなくなり、嫌いな岡っ引きの力を頼らなくては
ならない。
どんな仕事にも苦労はあるというような平四郎の
感慨は頷ける。

平四郎も味のある男だけれど、周りを取り巻く登場
人物が皆、とても面白い。
美少年の弓の助や、おでこと呼ばれる少年の特技
には笑ってしまうし、中間の小平次や長屋で煮売屋
を営むお徳さんも、大人げないような気もするけど、
なんだか人間味があっていいわ~。
一人一人のキャラが立っているのが凄く好き。

「本当のことなんて、どこにあるんだよ」

宮部さん、「楽園」もそうだったけれど、この辺の
テーマが好きかもですね。

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ステップファザー・ステップ

宮部みゆき著(講談社文庫)

宮部みゆき作品は昔かなり読んだつもりでいた
のだけれど、読んでいないのも結構ありました。
読んだはずだけど内容をすっかり忘れているのとか。
秋は、宮部作品に取り組んでみようかと。

両親がダブル不倫をし、それぞれの相手と
出奔してしまったので、ローンの残る新築の
家に残された双子の兄弟、直と哲。
彼らは二人だけで何とか生活を切り盛りしていたが、
そこに泥棒が落っこちてきた。
二人はその泥棒を脅し、二人の父親に成りすます
ように要求するのだった……。

まったく面白い設定を考えますね。>宮部さん
子供遺棄というと、あの「誰も知らない」を思い出す
けれど、比べるとまったく悲惨さがないのね。
まがりなりにも<家>という生活の場があり、
生活費は泥棒さんが稼いでくれて、
金持ちや悪人からしか盗らないという昔の義賊?
のような泥棒さんだし、3人の間には愛情らしき
ものも芽生えてくるのです。

血の繋がりはあまり関係ないんだろうね。
この辺りのテーマで、落合恵子さんの著作で
好きなのがあったんだけど、何ていったっけ?

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長い長い殺人

宮部みゆき著(光文社文庫)

『理由』や『模倣犯』の原点といわれている作品
とのことだけど、登場人物の財布を擬人化(?)し、
財布に語らせているのが面白い。
連続保険金殺人事件を刑事、目撃者、探偵、犯人らの
"財布の目線"で描くミステリー小説。

WOWOWでドラマ化が決定していて、事件を担当する
刑事部長役を長塚京三、事件を独自に追う探偵役を
仲村トオルで、11月放送予定らしい。

財布の持ち主それぞれの個性、性格が財布に反映
していたり、職業と懐具合が比例していたりするんだ
けれど、一般的に見て世間は、そういうもの?
登場する警察やマスコミ、新聞記者、私立探偵など、
類型的な描かれ方のようにも感じる。
水商売の女性の財布は、ジャラジャラと飾りが付いた
派手なもの、堅実な主婦の財布は実用的なガマ口
付きの小銭がいっぱい入るものなど。

犯人は、本当に実在してそうなくらいリアルだ。
最近、おかしな事件多いし。
どこで、どういう動機で犯人たちが結びつき、
犯罪になるか分からない世の中。
ところで・・・・・・

・元プロ野球選手の新庄剛志さんは、一度着た
 下着は二度と身に着けないらしい。

・タバコを吸わず、昼はお弁当なので、小銭入れしか
 持ち歩かないと言っていた元・同僚。

・旦那は公務員。二つのパートを掛け持ちしていた
 パチンコ依存症っぽい主婦。
 マンションの管理費を滞納していることが判明。

・いつもブランド品に身を固め、お洒落している年齢
 不詳の主婦。20歳過ぎの息子が2人もいるのに、
 友人知人には「子供はいない」と言っている。
 ある日、650円のランチ代が払えず「貸して」と
 言ったのに驚く。

新庄サンの他は、私の周りにいた人たち。
こう書くとお金の使い方に、その人の性格が
表れているような気もするよね。
お財布にも反映しているのだろうか?
あまり人の持ち物などに興味がないので、
どんなお財布を使っていたかは分からない。
何度もお茶したことがある「貸して」と言った主婦は
もちろんブランド品だったので、インパクトがあって
覚えているけどね。

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楽園

宮部みゆき著(文藝春秋)

SMAPの仲居くん主演で映画化された『模倣犯』の
続編。『模倣犯』の中で活躍したフリーライター、
前畑滋子は事件を本や記事にすることもなく、
心に深い傷を抱えたままでいた。
そんなある日、萩谷敏子という中年女性から、
奇妙な依頼を受ける。

「12歳で亡くなった息子は超能力者だったかもしれない。
息子は人の記憶を見ることが出来たかもしれない。
その真偽を調べて欲しい」

果たして少年は本当に超能力者だったのか。
少年が絵に描いていた事件の真相は?

『模倣犯』より好きだ~。
一気に読んでしまいました。
【人の記憶を見る能力】といえば、京極夏彦さんの
京極堂シリーズ、榎木津さんじゃありませんか!

両親が姉を殺害した事件の背景や理由を知りたいと
願う誠子という女性が関わってきますが、どんなに
真実を知りたいと思っても、「真実」とはあくまでも主観
であって、関わった人それぞれで微妙に違ってくるもの
ではないか。

なので、滋子が真相に迫ろうと頑張っても、それは
真実に近づいただけかもしれず、最後に己を納得
させるのは自分でしかないのだよね。

お墓参りをした日、夜中の2時まで寝付けず、
下巻を読んでいたらいきなり
「(殺された)茜が押入れの中から出てくる」
云々といった描写があって、凍り付いてしまった。
やめて~。タイミング悪すぎ~。
その日は結局、朝の4時半まで眠られなかった。


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酪農学園大学アイス

Ice
大学オリジナルグッズといえば、
北海道大学の饅頭やワインなどが
割と知名度高いと思います。
ちょっと目新しいところで、
酪農学園大学アイスはいかがでしょ?

学生が作ったアイスクリーム。
カップには、乳製品研究会の文字が。
バニラ、チョコ、イチゴの3種類があって、
1個100円+消費税でした。
このカップの大きさで100円なら安いよね。
学生が授業の一環でアイスやハムやバターを
作るって、なんだか楽しそうでいいな~。

江別市といえば町村農場なんだけど、
酪農大学生協で買えるので、
お近くに来たらば是非おひとつ。
私が宣伝して、どーするって感じだけど(汗)。


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浜益名物ジャンボどら焼き

ここ数日ずっと、軽い頭痛が続いていて、
肩こりのせいだと思うので家でゴロゴロ
しているより身体を動かす方がいいだろう
とダンスのレッスンへ。

いつも「大きく動け~」と言う先生。
身体をおもいっきり動かし(たつもり)、
面白いトークに笑って、
心身ともに回復した感じ。
頭痛も治まったみたい(多分)。

で、頑張ったご褒美に
浜益名物ジャンボどら焼き
(先生にもご褒美?あげなきゃね)
Doya

いつもレジの前が
行列している
きたキッチン
最近並んでいる人のカゴの
中には大量のどら焼きが。
一体どこのどら焼きなの?
そんなに美味しいの?
と気になっていたんだよね。
浜益まで買いに行けないものね~。
直径12cm。食べ応えあります。
生地の部分は思ったより軽い感じ。
1個130円。ふじみや製菓

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麻布茶房

ダンスのレッスンの帰りに寄るお店です。
小腹が空いていたり、喉が渇いているだけだったり、
ゆっくりダラダラしたいほど疲れていたり、
甘いものがやたらと食べたかったりと
状況によって立ち寄るお店も違ってくるんだけど、
今日は麻布茶房でした。
……とっても疲れていてボーッとしたかったんです。
ハイ。疲労度<強>の時に行くお店。
今日のレッスンはキツかった~。
「疲れた、疲れた」と言ってる人の話をよく聞くと
2レッスン目だったりするのね。
私に体力を分けて欲しい~。
あまりに疲れると目が開かない……。
最後、これはビシッとキメたいと思うのに
間違えるし。悔しい~。
Azabu
クリーム餡みつやクリームぜんざい、
クリームみつ豆類が美味です!

札幌市中央区南1条西1丁目
札幌シャンテB2F

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太陽いっぱいの真っ赤なゼリー

morimoto のトマト味の真っ赤なゼリー。
雑誌などでも紹介されているので、
モリモトカフェに行くといつも横目で
眺めていたんだよね。

トマト味だしねえ。トマトは好きだけど、
ゼリーにしたらホントに美味しいの?
1個250円くらいするし、それなら百円プリンを
2個食べたいなんて訳わかんない理由で
買ったことなかったんですが、
先週の食わず嫌い選手権を観てしまったもので。

阿部寛さんがお土産に持ってきたのが、コレ。
とんねるずのお二人も「美味い!」と言ってるし。

ん~、ゼリーは夏にかっちり冷やして食べたい!
トマト嫌いな方は絶対無理ですね。
しっかりトマト味です。
そういえば私はトマトジュースが飲めないのだった。
夏にまた挑戦します。多分。
Morimoto

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